晴、17度、60%
父母から受け継いだこの家ににはたくさんの椅子がありました。食卓や机の椅子だけでなく、3人がけの長椅子、ロッキングチェアー。そこへ香港で使っていた椅子が加わりました。香港からこの家にやって来た四脚の椅子にはモモの爪跡、噛み跡が残っています。捨てるわけにはいきませんでした。
テーブルには同じ民芸家具の受け継いだ椅子を使います。持ち帰って来た椅子四脚は家のあちこちのコーナーに置きました。 2階の本棚の横、昔の廊下の突き当たりに小さなスペースがあります。ここに一脚。 寝室のワードローブの横、洗面所の入り口の脇に一脚。 階段の一番下の行き詰まりのコーナーに一脚。 台所の窓際に一脚。使用目的はありません。強いて言えば私の脚立代わりです。テーブル用の椅子も普段使わない一脚は壁際においています。
こうして置いてるだけの椅子はそれなりの雰囲気を作っているのに気づきます。様になるのです。ポツンと椅子一脚。
見出し写真は玄関の椅子、椅子の中では一番好きな椅子で役割もあります。靴紐を結ぶとき座ります。この椅子はちょっと広い玄関をいい感じにしてくれています。椅子本来の仕事ではなく、見るための椅子です。