晴、19度、81%
今では「おにぎり」は直ぐに手に入ります。コンビニのおにぎり売り場、よりどりみどりの「おにぎり」が並んでいます。私は福岡生まれの福岡育ちです。高校までこの街にいました。「おにぎり」は母が握ります。中身は「梅干し」「おかか」です。どちらも好きではありませんでした。北の地ではないので、「鮭」はありませんでした。「ツナ」の缶詰ができたのも、中学に入った頃のように記憶しています。高校を出て上京して初めて「鮭のおにぎり」を食べました。感激しました。日本中どこのコンビニでも同じものが売られている現代とは大違い、当時はその土地で採れるものを食べていました。そうそう、福岡の「おにぎり」に「かしわおにぎり」があります。「かしわ」は鶏肉です。鶏肉を炊き込んだ醤油味のご飯の「おにぎり」です。醤油の色で茶色く染まっています。福岡のコンビニでは地方限定で売っている「かしわおにぎり」です。
昨日のお昼ご飯、鮭の大きな切り身を焼きました。お茄子の和物を作って玉ねぎのお味噌汁、ご飯をお茶碗に装った途端、「そうだ、おにぎりにしよう!」と手のひらのお茶碗一膳分を乗せ、軽く握りました。「なかなか立派なおにぎりだわ。」塩もつけず、温かなご飯を握っただけの「おにぎり」です。
お皿に乗せた時は湯気が立ちました。鮭の塩味があるので塩はなくても美味しい。もちろん「おにぎり」は手で持って食べました。お弁当に入っている「おにぎり」も買い求める「おにぎり」も「冷たいおにぎり」です。家だからこそできる「温かいおにぎり」。真っ白な「おにぎり」が好きです。ご飯の白さは清潔感があります。お皿に聳え立つ「白くて暖かなおにぎり」。
数日雨が降り、やっと秋らしさを感じます。空の高さが高くなりました。デッキで手に持って食べた「温かいおにぎろ」でした。
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