雨、26度、80%
木全体をすっぽりとネットで覆って、今年はイチジクの実をカラスから守ることが出来ました。ネットをかけなければカラスを見るたびに庭に飛び出していたはずです。ネットがかかって以来カラスがイチジクの木に寄り付かなくなりました。カラスは賢い。
晴天と暑さが続いた頃は生食で毎日数個イチジクを食べました。保存用の乾燥イチジクも作りました。雨が降り続き、水っぽい甘さの少ないイチジクになりました。皮の色も赤くならないイチジクです。ひと粒のイチジクも無駄にはしたくありません。ジャムを煮ることにしました。
リキュールを加えようか?スパイスで香りをつけようか?イチジクをお鍋に入れて考えます。香りがありそうでないのがイチジクです。ラズベリーなどとも違うブツブツの食感、リキュールよりもスパイスで素直に香りをつけました。初めはシナモンスティックを入れようと思ったのですが有り触れています。グローブだと強すぎる。「オールスパイス」のスパイスらしい香りに「ガーダモン」のほのかな甘い香りをミックスすることにしました。 「ガーダモン」は鞘に入っています。
大きな粒が「オールスパイス」小さい方が鞘から出した「ガーダモン」です。粉末まで挽くのではなく荒く砕くだけにしました。くつくつと煮えるイチジクのお鍋に振り入れるとふわっと香り立ちました。この一瞬が作る者へのご褒美です。
あと数えるほどになったイチジク、今日の雨が上がれば暑い青空が戻って来るそうです。生でパクパク食べましょう。出来上がったイチジクジャムは取って置きのお楽しみ、寒い冬に蓋を開けるつもりです。
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