おはようございます。宮崎の日南海岸から投稿です。昨日は天気もよく、フェニックスの並木を見たり、デイゴ、ブーゲンビリアの花を観たりで楽しんだ。今日は、いよいよ、ジャカランダ!でも、ちょっと危うい天気。さて、今日の記事はルーシーのこと。
横浜みなとみらいホールのパイプオルガンの愛称がルーシーと知って親近感をもった。ぼくの少年時代、よく見た、テレビドラマ”アイラヴ・ルーシー”とか、上野の科博の猿人の愛称がルーシーであることなどから。
先日、同ホールで世界的なパイプオルガン奏者、ヘルムート・ドイチェのオルガンリサイタルがあり、それを聞きに行った。そのパンフにそのことが載っていたのだ。演奏前に読んでいたから、ドイチェが演奏しているというよりも、巨大なルーシーが唄っているような気がしてきたものだ。
前半がバッハのトッカータ、カンタータなどのあと、後半はシャルル・マリー・ヴィドール作曲のオルガン交響曲5番へ短調だったが、ルーシーが随分、いろいろな声を出せるのに感心した。ヴィドールは、もともとオルガン奏者で作曲者でもあったそうで、オルガンの音を知り尽くしているのだろう。
ぼくが、何故、この音楽会に?と怪訝な顔をされる方もいるかも。実は、ぼくにはいい友達がいて、彼は月に3,40回も音楽会に行く。セット券も買っているせいか、同じ日のチケットが手元にということが、時々あるらしい。それをぼくに回してくれるのだ。なんと只で!だからジャンルは何でもOK、二つ返事(汗)。先日、会ったときには、9月に渋谷で開催のバレエのチケットをもらった。その代わり、時々逢って、お酒をおごるノダ(汗)。
パイプオルガンのルーシー
これも彼にもらったチケット。バイオリニスト、ギル・シャハムのリサイタル。この十年間、バッハに焦点を合わせてきた。一時、意識的に離れていたが、やっぱりバッハを演奏することほどの幸せはない、と思うようになったとのこと。今回はバッハと彼に影響を受けた作曲家も組み込んだとのメッセージ。心地よい演奏。いい気分になった。
どんなジャンルでも、楽しめるもんですね。考えてみれば、猿人ルーシーの時代にはジャンルなんてなく、毎日、トータルで生きていた。木立にふく風の音楽を聞き、小鳥の歌声を聞き、大自然の風景を楽しんだ。