二泊三日の南九州小旅行から帰ってきました。この旅の一番のお目当ては、ジャカランダフアンなら一度は見てみたい宮崎県、日南のジャカランダ林。初日はいい天気でしたが、ジャカランダ林を訪ねた二日目は、霧にけぶる雨天。それに、花も、もう一つ。今年は花の付きが悪い上、数日前の風雨で、咲いていた花も、だいぶ落ちてしまったとのこと。
はるばるやってきたのに、残念無念!・・・ということでも、なかった。第一、総数千本ともいわれるジャカランダの群生林をみることができただけでも感激もの。よくぞ、ここまで育ってくれた。案内人さんによると、昭和39年にブラジルの県人会が農業試験場に種子を贈ったのがはじまりだという。そこの亜熱帯作物支場が敷地内に300本の苗を植栽し、昭和53年にはじめて開花したそうだ。それから、次々と咲き始め、ジャカランダの森として全国的に有名になった。その後、さらに本数を増やし、現在に至っている。
いつかテレビで見た、ブエノスアイレスの満開のジャカランダは、まるでソメイヨシノのように、葉はなく花ばかりだし、どの木もそろって咲いていた。でも、我が国では気候の関係か、それは無理なのかもしれない。熱海のジャカランダでも、全部の木が一斉に花をつけることはなく、また、花がまず先に、咲くのも、ぼくはみたことがない。やはり、日南のもそうで、木々により、咲く花、咲かない花があるようだ。
まず、案内されたのが、亜熱帯作物支場の庁舎の周囲に植栽された最初期のジャカランダ。前述のように、花をつけているものは少ないが、花をいっぱいつけている大木が目に飛び込んでくる。まず、それを紹介します。
ジャカランダ林のなかでひときわ目立つ、花咲く大木
霧の中のジャカランダ
目の前の花房を撮る。
霧雨の中、坂を下る。
昭和39年生まれのジャカランダ、花はなくてもよか、見事な枝振り。
花もあれば、もっとよか。
さらに、道の駅・なんごう迄、下ると、ここにもジャカランダ林が。
国道沿いに咲くジャカランダがたくさんの花をつけていた。
これでは、ちょっと物足りないと思う方はブエノスアイレスのジャカランダをどうぞ(笑)。