気ままに

大船での気ままな生活日誌

都城から霧島へ (南九州の旅#6)

2015-06-14 22:48:45 | Weblog

飫肥(おび)の城下町見学を終え、バスは一路、都城へ。廃藩置県のとき、一年ほどは、宮崎県ではなく、都城県であったとのこと。そのときは、現在の鹿児島県大隅半島の一部も含まれていた。だから、ここは日向と薩摩が入り混じったところ。最初に訪れたところが、都城島津邸。島津といえば、薩摩と思っていたが、都城にも島津家が根を下ろしていた。

むしろ、島津姓の由来は、ここ都城の”地名”から来ているのだそうだ。平安時代に”島津荘”という大荘園があった場所で、頼朝が平家を滅ぼし、惟宗忠久をここの地頭に任命した。忠久は、以後、島津姓を名乗り、島津家初代となった。のちに、(鹿児島県)出水に本拠を移した。一方、都城の地は、室町時代に分家の北郷義久が治め、城をつくり”都之城”と命名したとのこと。北郷家は、江戸時代に姓を島津に戻し、通称”都城島津家”と呼ばれるようになったとのことだ。

都城島津邸 明治12年(1879)に都城島津家の邸宅として、島津久寛が建てたもの。その後、改築している。 

玄関口

室内 畳敷きの渡り廊下

お食事処。昭和48年、昭和天皇・皇后両陛下が小林市での全国植樹祭に出席された折り、島津邸で宿泊された。そのときの夕食が再現されている。

古文書もよく保存されている。 

日本庭園

さて、そこを離れて、向かうは霧島神社。本降りになっていく雨。途中で、関の尾の滝を見物する。ここに伝わる物語がある。今から600年前、時の城主、北郷資忠が、当地にて月見の宴を催した。そのとき、庄内一の美人、18歳のお雪(おしず)が資忠にお酌をしたとき、誤って酒をこぼしてしまった。このことを苦にしたお雪は杯を持って滝つぼに身を投げた。お雪の恋人であった経幸は、日夜滝の上からお雪の名を呼び、嘆き悲しんだが、ある日、「書きおくもかたみとなれや筆のあとまた会うときのしるしなるらん」と岩に鑓で刻み姿を消した。それ以来、名月の夜になると滝つぼに朱塗りの杯が浮かんでくるようになった。(説明板より)。

関之尾の滝

吊り橋から観る

そして、霧島神宮へ。建国神話の主人公である瓊々杵尊(ニニギノミコト)を祀っている。創建が6世紀で、初めは高千穂峰と火常峰の間にある背門丘に建てられたという。約500年前に現在地に。現社殿は島津家第21代当主(第4代薩摩藩主)島津吉貴が、1715年に建立・寄進したもの。

霧島神宮

三の鳥居

社殿

新神楽殿

ご神木(大杉)

唯我独尊のしるしがある!さすが、ご神木。神仏習合でごわす。

坂本龍馬・おりょうさん新婚旅行記念。京都伏見の寺田屋事件で九死に一生を得て、妻おりょうと共に当地へ。霧島の山奥の温泉で傷を癒し、天の逆鉾をみようと、高千穂に登山する。その足で、霧島神宮にも参拝する。日本で最初の新婚旅行とされる。

天孫降臨の地も訪れる。ここは霧島神宮のあった処。途中で鹿に出会う。


そして、いよいよ南九州の旅シリーズの最終回は、楽しみにしていた、えびの高原。高原歩きは天候次第。果たして、結果はどうなったでしょうか。お楽しみに。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明月院 紫陽花も混雑も見頃

2015-06-14 08:56:11 | Weblog

6月13日 午後4時 明月院

なでしこジャパンが前半、2点も入れながら、後半はカメルーンの猛攻にあって、負けてもおかしくない試合展開となった。試合後の佐々木監督の談話のように”はらはらどきどき”の観戦であった。そのあと、明月院の紫陽花を観に行った。もう午後4時を過ぎれば、さすがに混雑は引いただろうと思っていたが、あにはからんや、であった。北鎌倉駅を降りたら、明月院方面から、群衆が向かってくる。一瞬、ひるんだが、決行した。

6月1日に訪ねたときは、ちょうど紫陽花が色づきはじめたところで、人出もまばらだった。ぼくはこの頃の姫紫陽花が好きで、十分これで満足していた。裏庭の花菖蒲は最高の見頃だったし。さて、その約二週間後どうだったか。

はい、姫紫陽花の青色は濃さを増し、熟女の見頃(笑)といった感じ。人出も、もちろん見頃(笑)。いつも静かな明月院を散歩しているから、不思議な感じ。お昼頃は、きっとこの10倍くらいの混雑では!





丸窓の撮影に長蛇の列

やっぱり、この子ははずせない。花想い地蔵さん。

六地蔵さん


生け花お井戸流 お菊さんの季節がやってくる

塀の向こうの紫陽花も見事だった。

1時間ほど、のんびりしてたら、もう5時。さすがに、混雑が引いてきた。閉館5時のはずなのに、まだ入場者がいた。入場は5時15分まで延長し、5時半に閉門とのことだった。この時間帯が狙い目かも(笑)。

門を出て、明月院通りを少し行ったところに撮影スポットがある。ここも見頃。人々の笑顔も見頃だった。

そのあと、川崎まで直行。友人の娘さんのアコーディオン演奏のライブを聞きにいく。シャンソンの懐かしの名曲やすーだら節まで出てきたり、楽しい演奏会であった。川崎の夜は更けていった。

円覚寺の夏の講座は面白そう。どれも聞きたいものばかり。通しのチケットを買おうかな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする