マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

食器

2018-06-15 | Weblog
旅に出て、その土地の窯で焼いたお皿一枚、
茶碗ひとつを買うのはほんとにうれしいことです。
またいただいたグラスや鉢なども大切です。
丁寧に梱包してダンボール箱にしまいました。
でも、まだしばらく毎日必要なので、
使いやすいものを、
残しているのですが、大切な茶碗を先日割ってしまいました。
あ~ぁ、失敗、

100円ショップの食器コーナーへ行ってみました。
大量生産品ですが、以前にも増して、
いろいろな大きさのものがたくさんあって、
白い食器を少しだけ買ってきました。
ずっと前に買った白い食器も併せて
並べてみました。

電子レンジOKです。
重たいけれど、和洋中華なんにでも合う。
丈夫そうです。

『仮に割れても惜しげが無い・・・』

この価値観こそが、100円ショップを成り立たせています。
人の労働の価値を、
極限にまで軽くしようとする資本の論理そのものです。
真っ白な食器を見ながら、暗い気持ちになります。

しかし100円ショップで目にする、小さな発明工夫には、
感心します。
そして、そんなところにちょっとだけ希望を抱きます。
何とか売れるものを、人の目を引くモノを、面白いものを、
新しいデザインのものを、
安い材料で簡単に作れるものを、
という思考錯誤の中に、
明るいエネルギーがあるのを感じます。
すぐに消えていくにしても、
お金では測れないものが生まれている場所が近いことを感じます。
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