ため池
2021-11-26 | 自然
地図を見ていると、近くに川がない所には点々とため池があります。
たくさんあるものだなー、と感心します。
大きな重機の無い時代、人力で、大変な工事だっただろうなと思います。

今住んでいる所にも、大きな池があります。(斎宮池)
古い二つのため池を合体させて、灌漑用水専用のアースダムとして2010年に完成したそうです。周囲約4キロです。
(写真の左のこんもりした森は、池の中の島です)
元はこの辺りでは一番古いため池で、
1602年、開田のために、作られた池なのだそうです。
ところが、池のある場所はもともと神領地だったのが、その後、
紀州藩のものになったりして、
池を作った地元の人たちが、その水を使うことが出来ない時期が70数年も続いて辛酸をなめた、と看板に書いてありました。

全体はこんな形。(Google地図より)

上の写真では見えにくいですが、池の周囲の森の中に、
コンクリートで護岸整備をしていない小さなため池が幾つか残されています。(左下はゴルフ場)
生物保全のために施されたようで嬉しいことです。
その一つ、上の写真の右の隅に見えるのが下の池です。

池は海や川と違う趣がありますね。
水面が静かで平らで、空や山や木々を鏡のように映しています。
近辺の探検、とても楽しいです。
地図を見ながら、あっちへもこっちへも行きたいと気持ちははやりますが、
夏は暑いし、冬は寒い・・・