あっという間に9月の10日になってしまった。


アムステルダムから飛行機でニース、電車でマルセイユ経由アルル、
そしてアヴィニョン、(日帰りでオランジェに行き)、
マルセイユに戻って1泊、さらに、ニースへ戻り、
これからイタリアのジェノバに向けて電車の旅が始まる。

ジェノバまでの列車は6人座席のコンパートメント。
幸運なことに途中まで私達と中年女性の3人旅だった。


イギリス系のバハマ人で、美しい英語を話し、御自分で
「英語、イタリア語、フランス語はパーフェクト。
他の国の言葉もそこそこ話せるが、
書くことは出来ない所もある。」と言われた。

今日はリタイアをして現在イタリアに住む母親を訪れる途中であること、
御自身がケンブリッジ大学の成人クラスに入学をして、
考古学の勉強を始めたということ、
オーストラリアに住む友人と日本の北海道でスキーをして、
粉のような雪に感激されたこと、
2時間、話は尽きず、途中入って来たイタリア人男性も交えて、
彼女の通訳でとても楽しい時間を過ごすことが出来た。

最後に「日本の学生は、読み書きはパーフェクトだけれども
話すことが出来ない。外国に来たら、
日本人同士で日本語を話してはいけない。
異邦人なのだから、間違えて当たり前、恥ずかしがらずに
どんどん現地の人達と話しなさい。
あなたに必要なのは、たくさん話すことよ。」と言われた。

ほとんど相手の言っていることは理解出来るのに、
自由に言葉が出て来ない。
あぁ・・・勉強不足、それに加えて度胸不足・・・

愛嬌だけじゃダメか・・・
でも、本当に楽しかった・・・


