3月6日(水)
突然、京都のルリ子さんから小包が届いた。
お約束をしているわけではないのに、
偶然、毎年志賀高原のベルグでお会いし、
楽しい時を過ごさせていただいている方だ。
えっ、何???
開けてみると・・・紙の風呂敷に包まれた伊砂利彦氏の御本と
美しい紙の風呂敷が入っていた。
お手紙が添えてあり、
ルリ子さんのお父様の作品集であることが分かった。
「京都の染物屋の娘で、父が亡くなった後、
継がせてもろうてます。」とおっしゃっていたが
このように有名な方とは全く存じ上げず、
そもそも染物の事も知らなかったので驚いてしまった。
結べる包装紙は、不織布に伊砂俊彦氏の型紙で印刷して作られた
正に風呂敷のような物で、軽くて柔らかで美しかった。
伊砂工房でしか手に入らないとのこと。
昨年、お父様の型紙でお孫さんの三歳のお祝いに赤色の着物を、
そしてお嫁さんには同じ型紙で色違いの緑色を
誂えられたそうだ。
御本に掲載されたすばらしい作品の数々を拝見しながら、
「どうしても、御夫妻に見ていただきたかったんです。」
とおっしゃったルリ子さんの言葉に、
お父様への大きな尊敬と深い愛情を感じた。
ルリ子さん、ありがとうございました。
大切にさせていただきますね。