毎日、ニュースを見る度、怒りと哀れさに涙が溢れる。
ロシアがウクライナに侵攻して1週間。
誰か、あの狂った男の残虐な所業を止めて!
こんな非人道なことは許されない!
ロシアに対する包囲網が徐々に狭められ
国連を中心に始まったロシア非難が
良識あるロシアの国民も含めて
世界を一つにまとめようとしているが、
核の使用もチラつかせて裸の王様は
一体どこまで上り詰めようとしているのか、
プーチンが諦めれば
誰も望まない戦争が終わるのに・・・・
2011年9月14日、私はその日、スイスのベルンにいた。
近くの広場から賑やかな音楽が聞こえてきて、
近くまで行くと大きな特設の舞台の中で
美しい若い男性や女性が踊り、歌い、寸劇をしていた。
その周りで多分40~50代の女性達が一緒に踊り、歌い、
途中で「ウクライナッ・ウクライナッ」と声を掛ける。
私はどういう人達かどういう踊りなのか、全く分からないのに、
見ている内に涙が溢れ落ちて止まらなくなってしまった。
音楽が途絶えると、踊っていた人達が私の側に寄ってきて、
「なぜ泣いているの?どこから来たの?」と私を抱きしめて下さった。
歌の意味も踊りの意味も分からないのに
勝手に「この女性達は祖国を離れてスイスに住んでいて、
昔、若いときに同じように歌い、踊っていたのだろう、
きっと祖国に帰りたい、ウクライナから来た人達の
力になってあげたいと、あんなに懸命に応援をしているのだろう・・・」
と思っている内にこんな状態になってしまったのだ。
「日本から旅行で来た」とは言えたものの、
妄想の部分は説明できず「音楽も踊りもすばらしい
大好きです。」と嘘でごまかした。
そして、別れるときに、小さな国旗までいただいた。
離れて見ていた仲間達に
「テレビカメラが映していたから
きっと今夜のウクライナのニュースで流れるよ。」
と冷やかされた。
ああ、あの方達の国がこんなことに・・・
もし、私が魔法を使えるならば、
プーチンの頭の中に一発!パーン
(あっ、私の考えは間違っていた。今すぐ撤退して、
世界中の人に謝まって、辞任しなければ!)と考える
弾を打ってやりたい。