猫の額で夫が丹精している物の一つが柚子の木。
20年ほど前?だったか、どうしても欲しいと言って、
植木屋さんにお願いをして植えてもらった。
確か5万円ほどしたと覚えているが、
柚子なんて1個100円ぐらいの物なのだから、
その季節に数個買えばいいのではないかと私は密かに思っていた。
2~3年経ってもなかなか実は成らず、
中に虫がいたりして、テニス仲間のお一人が
「それはアメリカシロヒトリだから、すぐに切り倒さなければならない。」
と言われたそうだ。
植木屋さんは笑って、最初に虫が付くのは普通のこと、
これで耐性が付くんだ、と言われ、
実際その後は順調に少しずつ実が付き始めた。
今年は、信じられないほどの猛暑だったせいで、
たくさん実は付いたものの、
お互いの棘のせいで傷が多く、腐りも多かった。
我が家の庭師は11月の初めから、枝を払いながら
少しずつ柚子も落とし始めた。
例年は柚子茶を作って少しずつお配りしていたが、
今年は時間がなくてなかなか出来なかった。
私の作り方をここで披露したい
きれいに洗って、傷の部分を取り
真横に二等分、スプーンの柄などを使い 種を取り除く
真ん中の 袋の集まる固い部分を捨て、ボールにジュースを絞り、
薄皮を付けたまま皮を千切りし、同量のグラニュー糖をまぶし、
消毒をした瓶に詰めて、数日置く。
※ 生なので砂糖を控えすぎるとカビが出ることもあるので、
冷蔵か冷凍にするか、あるいはサッと煮てジャムにすれば、
かなり甘さを控えめにすることも出来る。
寒い日、熱湯を注げば
すばらしい柚子の香りと甘さに癒やされますよ。