蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

力関係が見える、、、

2025-03-04 | 日々のこと
我々夫婦の会話は、20年先取りか。
前倒し。早い。
20年後に起こりそうな出来事。

夫が昨夜、人から頂いた有名店の生の胡麻豆腐を持ち帰ってきた。
ワンパックに、8切れ入り。 
(個別包装ではない)
この胡麻豆腐は、手作り、出来立てで、1日でも早く食べたほうが美味しい。
明日になると、がくんと風味は落ちる。
明後日など、とんでもない。
で、出来れば明日に持ち越さず、少しでも多く、美味しいうちに食べるのがオススメ、、、
ではあるが、美味しく食べられる量というものがある。
1切れがベスト。2切れが限度。
だが、2人で8切れある。
お互い、2切れ目までには普通に順調に手を伸ばす。
胡麻豆腐はもう満足したが、3切れ目も食べたほうが良い。
頑張って食べる。
そこで、残りを見るとパックの中には2切れになっていた。

これは、計算が合っている。
2人で6切れ食べた。
にもかかわらず、、、、、
「(頑張って)何切れ食べた?」とわたしが夫に聞くと、
「4切れ」と言う。
ん?と、怪訝な反応のわたしに、
ひょっとして、わたしが2切れ食べて、夫が4切れ???
「ボケてるの?」と夫が追加。
え???と、わたし。一瞬、ムッとしたが、、、
どうだっけ?と確認して確信してから文句を言おうと、わたしは言葉を飲んだ。

いいや、そんなはずはない。
わたしは、最初に2切れ食べて、更にもう1切れ、頑張って食べた(はず)。
これは、今回は多く食べた方が非難されるのではなく、賞賛されるパターン。
無意識に夫は自分が頑張った側に立とうとしている??
それとも、わたしが無意識に奮闘した側に立とうとしている?

お互い、胃袋に2人で「合計」6切れ入り、残りは2切れ。これは動かぬ証拠。
どっちが何切れ食べたかは、言い張った者の勝ちか?
証拠がない。
自信満々に断定されると、う〜ん、、、どうだったかなあ、勘違いかなあ、、、と、弱気になる。
いや、最初の2切れは、わたしは一気に食べたが、その後、夫は全然食べず、2切れ減ったままだった。
問題はそこからだ。
確かに、夫は食べていた。
しかし、わたしも更に3切れ目を食べた、、、と思うんだけどなあ、、、

何を食べたか忘れるのはよくあることだが、食べたか、食べてないか、忘れるのは、相当マズイ。深刻。だが、数の場合は?
これは自分の頑張りを主張、認めてほしい欲が絡む。
食欲部門とはまた別の、心理部分。
承認欲求が頭をもたげると思われる。

繰り返すようだが、、、お互い、2切れは確実。
次が問題である。
真実は藪の中か。
胃カメラで検査したら映るのか。
スキャンは?
分量まで的確に把握出来ないだろう。

考えろ、考えろ、考えろ、、、
ピンチのクライマックスで、「考える」そういう番組がある。

先に言ったものが勝ち。
大きな声で主張したものが勝ち。
胡麻豆腐は氷山の一角で、水面下に我々の力関係や問題が潜んでいる。
たかが胡麻豆腐、されど胡麻豆腐。
1日目だから美味しかったのだが、、、
それで、いいのか、、、も知れない。

要約すると、2人で6切れ食べた胡麻豆腐の内訳が、「夫4切れ、わたし2切れ」なのか、「夫3切れ、わたし3切れ」なのか、どっち?
たくさん食べた方が、頑張りを評価される。
保育園児みたいだ。
夫は4切れと主張するが、、、裏が取れない、証拠がない、、、という話。

長々と、スミマセン、、、

※写真は、ピンボケだけれど、長女一家の門司みやげ。
中に白あん。最中です。
門司のくまさん。手作りもなか。