『琉球カウボーイ、よろしくゴザイマス。』
監督:當間早志,福永周平,大城直也
出演:幸地尚子,吉田妙子,与那国宙,アルベルト,新城愛理,
神谷健太,カッチャン,ジョニー宜野湾,桃原遥,仲田幸子他
2007年に劇場公開、先月末にDVD化されました。
「沖縄の皆様、世界の皆様、これがホントの琉球映画でゴザイマス!」と
キャッチコピーで謳われているとおり、
沖縄が舞台であるのはもちろんのこと、
スタッフ、キャスト、企画、製作、配給にいたるまですべて、
沖縄の人だけで手がけたという、100%、沖縄の映画なのだそうな。
3本の短編から成るオムニバス作品です。
1本目は『See Me?』(監督:當間早志)。
夏子は、ヒゲ面のおっさんバンド“ひじひじ”のマネージャー。
アルバム発売記念のインストアライブが予定されている日、
車でメンバーを迎えに行こうとしていると、
その車に見知らぬおばあさんと少年が乗り込んでくる。
夏子の車をタクシーと勘違いしている様子で、なんとなく断れない。
一方、“ひじひじ”のメンバーは、珍しいトカゲを追いかけるうちに、
清明祭(しーみー)と呼ばれる祖先供養の行事に出くわし、演奏することに。
「See Me」と「しーみー」なんて駄洒落もいいところですが、
それを活かした温かいオチになっています。
2本目は『Happy☆Pizza』(監督:福永周平)。
宅配ピザ屋で働くマリオは、配達先のアパートで、
泣いている住人アイリを見かけて、そっとハンカチを手渡す。
以来、アイリが毎日ピザを注文するようになり、ドア越しに進展する恋。
ところが、ある日、アイリの元カレが現れて、
凹んだマリオは宅配をほかの従業員に任せてしまう。
台詞なし、心地よい音楽とともに進みます。
まさかお笑い路線に落ち着くとは。(^^;
3本目は『マサーおじいの傘』(監督:大城直也)。
小学生の海斗は、母親の死のことで父親を恨んでいる。
父親は海斗に言い訳もせず、ただ毎日にぎりめしを作る。
強くなりたい海斗は、伝説の空手家であるマサー爺に弟子入りを志願。
しかし、肝心の技をいつまで経っても教えてもらえず、
本当にマサー爺が強いのかどうか疑念を抱き始める。
糸満に伝わると言われる格言「意地ぬいじらぁ手引き、手ぬいじらぁ意地引き」。
この意味を知ったとき、グッと来ました。
強さとは、優しさとは。考えてみたくなる作品です。
「琉球カウボーイフィルムス」プロジェクト、
これからも琉球映画をどんどん発信して行ってください。
監督:當間早志,福永周平,大城直也
出演:幸地尚子,吉田妙子,与那国宙,アルベルト,新城愛理,
神谷健太,カッチャン,ジョニー宜野湾,桃原遥,仲田幸子他
2007年に劇場公開、先月末にDVD化されました。
「沖縄の皆様、世界の皆様、これがホントの琉球映画でゴザイマス!」と
キャッチコピーで謳われているとおり、
沖縄が舞台であるのはもちろんのこと、
スタッフ、キャスト、企画、製作、配給にいたるまですべて、
沖縄の人だけで手がけたという、100%、沖縄の映画なのだそうな。
3本の短編から成るオムニバス作品です。
1本目は『See Me?』(監督:當間早志)。
夏子は、ヒゲ面のおっさんバンド“ひじひじ”のマネージャー。
アルバム発売記念のインストアライブが予定されている日、
車でメンバーを迎えに行こうとしていると、
その車に見知らぬおばあさんと少年が乗り込んでくる。
夏子の車をタクシーと勘違いしている様子で、なんとなく断れない。
一方、“ひじひじ”のメンバーは、珍しいトカゲを追いかけるうちに、
清明祭(しーみー)と呼ばれる祖先供養の行事に出くわし、演奏することに。
「See Me」と「しーみー」なんて駄洒落もいいところですが、
それを活かした温かいオチになっています。
2本目は『Happy☆Pizza』(監督:福永周平)。
宅配ピザ屋で働くマリオは、配達先のアパートで、
泣いている住人アイリを見かけて、そっとハンカチを手渡す。
以来、アイリが毎日ピザを注文するようになり、ドア越しに進展する恋。
ところが、ある日、アイリの元カレが現れて、
凹んだマリオは宅配をほかの従業員に任せてしまう。
台詞なし、心地よい音楽とともに進みます。
まさかお笑い路線に落ち着くとは。(^^;
3本目は『マサーおじいの傘』(監督:大城直也)。
小学生の海斗は、母親の死のことで父親を恨んでいる。
父親は海斗に言い訳もせず、ただ毎日にぎりめしを作る。
強くなりたい海斗は、伝説の空手家であるマサー爺に弟子入りを志願。
しかし、肝心の技をいつまで経っても教えてもらえず、
本当にマサー爺が強いのかどうか疑念を抱き始める。
糸満に伝わると言われる格言「意地ぬいじらぁ手引き、手ぬいじらぁ意地引き」。
この意味を知ったとき、グッと来ました。
強さとは、優しさとは。考えてみたくなる作品です。
「琉球カウボーイフィルムス」プロジェクト、
これからも琉球映画をどんどん発信して行ってください。