夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『BECK』

2010年09月09日 | 映画(は行)
『BECK』
監督:堤幸彦
出演:水嶋ヒロ,佐藤健,桐谷健太,中村蒼,向井理,
   忽那汐里,カンニング竹山,倉内沙莉,松下由樹他

先週末に公開。
現在売れまくりの向井くん目当てのおばちゃんが
平日の映画館に押し寄せている模様。
終映後には「向井くんにばっかり目が行ってしもた」という声も。
かく言う私も深夜ドラマの『傍聴マニア』を観て以来、
向井くん、大好きです。(^O^)

原作は、ハロルド作石の全34巻なるコミック。
そのうちの10巻までを基にしたものが本作。

高校生のコユキこと田中幸雄は、
不良軍団のパシリ役に使われ、いじめられることもしばしば。
それを除けば平々凡々な毎日を送っていたが、
街で1匹の犬がいじめられているのを助けたのが縁で、
その犬の飼い主であるNY帰りの天才ギタリスト、竜介と知り合う。

ライブ会場で竜介の演奏を聴いたコユキは度肝を抜かれ、
竜介にギターを教えてほしいと頼む。
すると竜介は微笑んで、自分の古いギターをくれてやると言う。

同じバンドのギタリスト、栄二と仲違いした竜介は、
最高のバンドを結成するために、新しいメンバーを探し始める。
ベースの平をスカウトし、悪友でラッパーの千葉をボーカルに誘うと、
バンド名を飼い犬にちなんで“BECK”とする。

ギターの練習に打ち込むコユキに親しげに声をかけてきたのは、
転校生のサクこと桜井裕志。
“BECK”の集うスタジオを訪れ、コユキがギターを弾いてみせると、
わずかな期間での上達ぶりに、みんな舌を巻く。
竜介はコユキの可能性に賭けてみることに。
また、サクが確かな腕のドラマーであることも判明し、
こうして5人となった“BECK”が始動する。

メンバーたちには素晴らしい才能があるけれどコネはない。
そこへコネのあるビジュアル系が現れて、“BECK”を潰しにかかります。
昔、やんちゃをしていた頃のツケもまわり、ひたすらヤバイ状況へ。
高校生の甘酸っぱい恋も描かれて、
やがて期待どおりのクライマックスへ。
なんとなく想像はできるストーリーだけれども、
だからこそ安心の145分。

観た人のほぼ全員が訝るであろう某部分については、
肩すかしを喰らった気はしますが、それでもライブシーンは圧巻。
映画館で観た甲斐がありました。

ジョン・サイクスを敬愛する私としては、
悪役の名前がレオン・サイクスであったことが気がかりだったりして。

向井くんのハダカのおまけ付き。但し、上半身のみ。(^^;

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