夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『恋愛の温度』

2014年05月07日 | 映画(ら行)
『恋愛の温度』(英題:Very Ordinary Couple)
監督:ノ・ドク
出演:イ・ミンギ,キム・ミニ,キム・ガンヒョン,チェ・ムソン,
   ラ・ミラン,ハ・ヨンス,パク・ビョンウ他

シネマート心斎橋では、『アクト・オブ・キリング』以外、特に観たいものなし。
なんばか梅田で別の劇場へ行こうかとも思いましたが面倒くさい。
久々に韓流を観ておきますかということで。

同じ銀行の支店に勤めるドンヒとヨンは、つきあいはじめて3年目。
社内恋愛をおおっぴらにはできず、ふたりの仲を知るのは部下のパク1名のみ。

ところが、ラブラブだったはずが些細なことから大喧嘩、あっけなく破局。
どちらも未練たっぷり、相手のことが気になって仕方ない。
同僚として毎日顔を合わせなければならず、業務上かかわりもある。
直接話したくないふたりの間で、気の毒なパクは行ったり来たり。

つきあっていたときよりもお互いへの執着心が増したふたりは、
ストーカーばりに相手の行動をチェックしたり、
パスワードに見当をつけて勝手に相手のSNSにログインしたり。
別れたあとで修羅場になって、つきあっていたという事実が上司や同僚に知れ渡る。

やがてドンヒには可愛い女子大生の彼女ができ、
ヨンは他支店の次長ミンと飲みに行くようになるのだが……。

韓流はやはり女性に人気があると見えて、結構な客の入りでした。
みんな共感能力も高いのか、笑いもそこそこ取れています。

けれども私は駄目だったぁ。
腹が立ちはじめるとどんどん加速してしまうことがわかっているので、
『抱きしめたい 真実の物語』の二の舞にならぬよう、
イライラするとかムカつくとか考えないようにしていました。
それが幸いしたのか、それほど腹は立たずに最後まで。

まぁ、なんというのか、痴話喧嘩だけの2時間。
となると、主演男女がどれぐらい好みの顔つきかというのは
その作品が楽しめるかどうかの大きな要素になりますね。
ヨン役のキム・ミニは可愛いと思ったのですが、ドンヒ役のイ・ミンギが私は苦手。
ちょっと高良健吾っぽい感じですが、高良くんのほうがずっといい。
しかもルックスが苦手なのに、演じている性格もムリ。度量狭いんだもん。
こんな男のどこがいいのかと思っちゃいます。

ネタバレになりますが、最後は別れます。
これで最終的には元の鞘におさまるのか!?と思っていたので、私的には良し。

唯一おもしろいと思ったのは、別れたカップルがヨリを戻す確率。
82%だそうで。そして、ヨリを戻したカップルが上手く行く確率は3%。
ほ~、そうなのかと妙に感心してしまいました。
というわけで、英語タイトルが「めっちゃ普通のカップル」なのかと。

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