『アレクサンダーの、ヒドクて、ヒサンで、サイテー、サイアクな日』(原題:Alexander and the Terrible, Horrible, No Good, Very Bad Day)
監督:ミゲル・アルテタ
出演:スティーヴ・カレル,ジェニファー・ガーナー,エド・オクセンボウルド,
ディラン・ミネット,ケリス・ドーシー,ジェニファー・クーリッジ他
2014年のアメリカ作品で、日本では劇場未公開。
7月初めにDVDレンタルが開始されました。
劇場で観たものを優先してUPしていると、
ずいぶん前に書いたこれをずっと先送りにしたまま。
この辺りでそろそろUPしておきます。
プエルトリコ出身のミゲル・アルテタは、TVドラマを多く手がけています。
アメリカでは大ヒットしたのにDVDスルーの憂き目に遭うのは、
アダム・サンドラー同様、スティーヴ・カレルの知名度が低いからか。
製作には“ナイトミュージアム”シリーズ監督のショーン・レヴィが名を連ねています。
あまり期待せずに観たらさすがディズニー。なんちゅうことないけどかなり幸せ。
クーパー家は6人家族。次男のアレクサンダーが本作の主人公。
父親のベンは現在失業中だが楽天家で超前向き。
母親のケリーは絵本の出版会社に勤め、今の仕事が成功すれば副社長。
兄のアンソニーは明日のプロムにイケてる彼女セリアを連れて行く予定。
女優を夢見る姉のエミリーは学校の舞台で“ピーターパン”に主演する。
まだ赤ん坊の弟トレヴァーは両親の愛情をいっぱい受けている。
家族の誰もが幸せそうなのに、自分だけ不幸。
明日12歳の誕生日を迎えるというのに。
クラスメートを呼んで誕生パーティーをするはずが、
誕生日はずっと先のクラスの人気者フィリップが明日パーティーを開くという。
いいとこのボンボンだから、パーティーは盛大。
想いを寄せるベッキーやアレクサンダーの親友までもがフィリップのパーティーに行くだなんて。
授業でどこかの国について各自調べてくることになったから、
大好きなオーストラリアについて調べたいと思ったのに、
先生に指示されたのは聞いたこともないアフリカの国、ジブチ共和国。
家に帰ればトレヴァーのおしゃぶりを洗うように言われ、
ふてくされて洗っていたらおしゃぶりは排水口へ。
とにかく、クーパー家で不幸なのは自分だけ。
午前0時を過ぎて誕生日になった瞬間、
自らを小さなアイスクリームで祝ったアレクサンダーは願う。
どうか僕の家族にもサイテーでサイアクな気分を味わわせてくださいと。
するとその願いが叶ってしまう。
就活中のベンは面接で大失敗、ケリーも仕事で絶望的なミスを。
アンソニーはおでこに大きなニキビができたうえに、車の運転免許試験で暴走。
エイミーは風邪をひき、咳止め薬を飲みすぎて躁状態に。
トレヴァーはマジックインキを舐めて口のまわりが緑色に。
八つ当たり気味の家族たちが暴言の応酬を始めたとき、
アレクサンダーがぽつり。「全部、僕のせいなんだ」と。
僕が家族にサイテーでサイアクな日々をなんて祈ったから。
ここから家族が一致団結して奮起。
アレクサンダーにそんなことを思わせてなるもんかと頑張ります。
ズタボロになる車とかカンガルーの一撃とか、いろいろ可笑しく、
予定調和ではあることはまちがいありませんが、
心が温かくなり、元気をもらえる作品です。
楽天家の父親に向かって、「舵取りは必ずしも前向きでなくてもいいんだよ」と言う息子。
泣かせるじゃないですか。
同じくスティーヴ・カレルが出演していた『プールサイド・デイズ』と併せて
夏休みの終わりに家族で観るのもいいんじゃないかと思える作品でした。
監督:ミゲル・アルテタ
出演:スティーヴ・カレル,ジェニファー・ガーナー,エド・オクセンボウルド,
ディラン・ミネット,ケリス・ドーシー,ジェニファー・クーリッジ他
2014年のアメリカ作品で、日本では劇場未公開。
7月初めにDVDレンタルが開始されました。
劇場で観たものを優先してUPしていると、
ずいぶん前に書いたこれをずっと先送りにしたまま。
この辺りでそろそろUPしておきます。
プエルトリコ出身のミゲル・アルテタは、TVドラマを多く手がけています。
アメリカでは大ヒットしたのにDVDスルーの憂き目に遭うのは、
アダム・サンドラー同様、スティーヴ・カレルの知名度が低いからか。
製作には“ナイトミュージアム”シリーズ監督のショーン・レヴィが名を連ねています。
あまり期待せずに観たらさすがディズニー。なんちゅうことないけどかなり幸せ。
クーパー家は6人家族。次男のアレクサンダーが本作の主人公。
父親のベンは現在失業中だが楽天家で超前向き。
母親のケリーは絵本の出版会社に勤め、今の仕事が成功すれば副社長。
兄のアンソニーは明日のプロムにイケてる彼女セリアを連れて行く予定。
女優を夢見る姉のエミリーは学校の舞台で“ピーターパン”に主演する。
まだ赤ん坊の弟トレヴァーは両親の愛情をいっぱい受けている。
家族の誰もが幸せそうなのに、自分だけ不幸。
明日12歳の誕生日を迎えるというのに。
クラスメートを呼んで誕生パーティーをするはずが、
誕生日はずっと先のクラスの人気者フィリップが明日パーティーを開くという。
いいとこのボンボンだから、パーティーは盛大。
想いを寄せるベッキーやアレクサンダーの親友までもがフィリップのパーティーに行くだなんて。
授業でどこかの国について各自調べてくることになったから、
大好きなオーストラリアについて調べたいと思ったのに、
先生に指示されたのは聞いたこともないアフリカの国、ジブチ共和国。
家に帰ればトレヴァーのおしゃぶりを洗うように言われ、
ふてくされて洗っていたらおしゃぶりは排水口へ。
とにかく、クーパー家で不幸なのは自分だけ。
午前0時を過ぎて誕生日になった瞬間、
自らを小さなアイスクリームで祝ったアレクサンダーは願う。
どうか僕の家族にもサイテーでサイアクな気分を味わわせてくださいと。
するとその願いが叶ってしまう。
就活中のベンは面接で大失敗、ケリーも仕事で絶望的なミスを。
アンソニーはおでこに大きなニキビができたうえに、車の運転免許試験で暴走。
エイミーは風邪をひき、咳止め薬を飲みすぎて躁状態に。
トレヴァーはマジックインキを舐めて口のまわりが緑色に。
八つ当たり気味の家族たちが暴言の応酬を始めたとき、
アレクサンダーがぽつり。「全部、僕のせいなんだ」と。
僕が家族にサイテーでサイアクな日々をなんて祈ったから。
ここから家族が一致団結して奮起。
アレクサンダーにそんなことを思わせてなるもんかと頑張ります。
ズタボロになる車とかカンガルーの一撃とか、いろいろ可笑しく、
予定調和ではあることはまちがいありませんが、
心が温かくなり、元気をもらえる作品です。
楽天家の父親に向かって、「舵取りは必ずしも前向きでなくてもいいんだよ」と言う息子。
泣かせるじゃないですか。
同じくスティーヴ・カレルが出演していた『プールサイド・デイズ』と併せて
夏休みの終わりに家族で観るのもいいんじゃないかと思える作品でした。