『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』
監督:樋口真嗣
出演:三浦春馬,長谷川博己,水原希子,本郷奏多,三浦貴大,
桜庭ななみ,石原さとみ,ピエール瀧,國村隼他
TOHOシネマズ梅田にて、前述の『ミニオンズ』のすぐあとに。
アニメ版は特に前編がめっぽう面白かった“進撃の巨人”。
実写版はすべりそうな気配ありありでしたが、
「東宝11番組共通前売券」に含まれていることだし、観ておくかと。
そうしたら、期待せずにいったにもかかわらず、それ以下だぁ。
かつて、謎の巨人たちが突如出現し、人類の大半が食い殺された。
なんとか生き残った者たちが巨大な壁を築き、
その内側で平和な生活を維持して100年が経過。
何事もなく暮らしてきたせいで、巨人の存在を訝る者がいる。
エレン(三浦春馬)もそのひとり。
このまま壁の内側で一生過ごすつもりか、俺は外に出たいと、
幼なじみのミカサ(水原希子)とアルミン(本郷奏多)に訴える。
ちょうどそのとき、100年ぶりに巨人が現れ、街は壊滅状態に。
路上に取り残されたミカサは巨人に食われてしまっただろう。
彼女の手を放したエレンは自責の念に駆られる。
2年後、巨人を倒すべく結成された武装調査兵団。
エレンとアルミンも団員となり、決死の覚悟で外壁修復作戦に臨むのだが……。
こうしてあらすじを書いてみるとアニメ版とさほど変わらないのに、何が駄目だったのか。
原作未読なので、あくまでアニメ版と比べてのこと。
まず、最初から強い強いミカサにアニメ版では惚れ惚れ。
ところが実写版ではあくまでミカサはエレンの恋愛対象の守ってあげたい少女。
こんな健気で可愛い少女の設定はそもそもつまらない。
そのミカサは死んでしまったと思われていたのに、
エレンとアルミンの前に強い女性となって登場。
しかも団長シキシマ(長谷川博己)とデキているらしい。
最近お気に入りの長谷川博己ですが、これもキャラが同じだからキショイ。
武装調査兵団は戦術に長けたエリートと思いきや、
実写版では貧しい暮らしの口減らしのために参加した者がほとんど。
弱っちい夫婦がふたりで肩を寄せ合っている姿なんて要らない。
子どもを預けて参加したヒアナ(水崎綾女)が「子持ちの女は嫌?」と
エレンに色仕掛けで迫る場面は呆気にとられます。
ここにエロを入れる必要はまったくないでしょう。
ハンジ役の石原さとみは、こんな弾け方もできるんだと感心しましたが、
アニメ版では面白いと思えたキャラが実写版になると浮きまくり。
巨人に食われるシーンは不必要に残虐で、ホラー並み。
登場人物それぞれに全然魅力が感じられないから、パニック映画としてもつまらない。
もう後編は要らんけど~と思いつつ、前編だけというのは気持ち悪いので、
やはり「東宝14番組共通前売券」で観に行ってしまうのでしょうねぇ。
監督:樋口真嗣
出演:三浦春馬,長谷川博己,水原希子,本郷奏多,三浦貴大,
桜庭ななみ,石原さとみ,ピエール瀧,國村隼他
TOHOシネマズ梅田にて、前述の『ミニオンズ』のすぐあとに。
アニメ版は特に前編がめっぽう面白かった“進撃の巨人”。
実写版はすべりそうな気配ありありでしたが、
「東宝11番組共通前売券」に含まれていることだし、観ておくかと。
そうしたら、期待せずにいったにもかかわらず、それ以下だぁ。
かつて、謎の巨人たちが突如出現し、人類の大半が食い殺された。
なんとか生き残った者たちが巨大な壁を築き、
その内側で平和な生活を維持して100年が経過。
何事もなく暮らしてきたせいで、巨人の存在を訝る者がいる。
エレン(三浦春馬)もそのひとり。
このまま壁の内側で一生過ごすつもりか、俺は外に出たいと、
幼なじみのミカサ(水原希子)とアルミン(本郷奏多)に訴える。
ちょうどそのとき、100年ぶりに巨人が現れ、街は壊滅状態に。
路上に取り残されたミカサは巨人に食われてしまっただろう。
彼女の手を放したエレンは自責の念に駆られる。
2年後、巨人を倒すべく結成された武装調査兵団。
エレンとアルミンも団員となり、決死の覚悟で外壁修復作戦に臨むのだが……。
こうしてあらすじを書いてみるとアニメ版とさほど変わらないのに、何が駄目だったのか。
原作未読なので、あくまでアニメ版と比べてのこと。
まず、最初から強い強いミカサにアニメ版では惚れ惚れ。
ところが実写版ではあくまでミカサはエレンの恋愛対象の守ってあげたい少女。
こんな健気で可愛い少女の設定はそもそもつまらない。
そのミカサは死んでしまったと思われていたのに、
エレンとアルミンの前に強い女性となって登場。
しかも団長シキシマ(長谷川博己)とデキているらしい。
最近お気に入りの長谷川博己ですが、これもキャラが同じだからキショイ。
武装調査兵団は戦術に長けたエリートと思いきや、
実写版では貧しい暮らしの口減らしのために参加した者がほとんど。
弱っちい夫婦がふたりで肩を寄せ合っている姿なんて要らない。
子どもを預けて参加したヒアナ(水崎綾女)が「子持ちの女は嫌?」と
エレンに色仕掛けで迫る場面は呆気にとられます。
ここにエロを入れる必要はまったくないでしょう。
ハンジ役の石原さとみは、こんな弾け方もできるんだと感心しましたが、
アニメ版では面白いと思えたキャラが実写版になると浮きまくり。
巨人に食われるシーンは不必要に残虐で、ホラー並み。
登場人物それぞれに全然魅力が感じられないから、パニック映画としてもつまらない。
もう後編は要らんけど~と思いつつ、前編だけというのは気持ち悪いので、
やはり「東宝14番組共通前売券」で観に行ってしまうのでしょうねぇ。