『ヤング・アダルト・ニューヨーク』(原題:While We're Young)
監督:ノア・バームバック
出演:ベン・スティラー,ナオミ・ワッツ,アダム・ドライヴァー,
アマンダ・サイフリッド,チャールズ・グローディン,アダム・ホロヴィッツ他
TOHOシネマズ西宮で3本ハシゴの3本目。
『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』→『ロスト・バケーション』→これ。
ノア・バームバック監督の作品を劇場で観るのは初めてです。
DVD鑑賞だった『イカとクジラ』(2005)、『フランシス・ハ』(2012)はいずれも記憶に残り、
また脚本を担当した『ライフ・アクアティック』(2005)と『ファンタスティック Mr. FOX』(2009)もへんてこな面白さでした。
これはもうちょっと普通の作品と言えるかと。その分、期待外れ。
ジョシュとコーネリアはニューヨークのブルックリンに暮らす40代の夫婦。
子作りに励んだ時期もあったが、2度の流産を経て断念。
夫婦とも人生に不満はないつもりが、友人家庭を見るとなぜかもやもやする。
映像作家のジョシュは記録映画(ドキュメンタリー)にこだわりつづけている。
最初に撮った作品こそ高い評価を受けたが、2作目を撮りはじめて早8年。
映画プロデューサーのコーネリアの父親は著名な映画監督で、
大事な一人娘の夫が行き詰まっていることを歯がゆく思っている。
助言をしようにも、ジョシュは義父に対して敵意むきだしで取りつく島もない。
そんなある日、ジョシュが講師を務めるアートスクールで、
聴講に来ていた20代の夫婦、ジェイミーとダービーから声をかけられる。
映画監督志望のジェイミーはジョシュのファンだといい、一緒に食事へ。
以来、ジョシュ夫婦とジェイミー夫婦の交流がはじまるのだが……。
自分と同じ世代の夫婦は何をするにも子ども中心の生活で、
子どものいないジョシュとコーネリアはゲンナリ。
そこへ風変わりな暮らしを謳歌する若い夫婦が現れて、
ジェイミーとダービー、その友人たちとつきあうようになると、
ジョシュとコーネリアの毎日が活気に満ちあふれてきます。
だけど実は相当無理をしていて、イタイことになっていても本人は気づかない。
野心を持つ若者に利用されていただけだとわかり、
あいつは詐欺師だとジェイミーのことを訴えようとしても周囲は冷ややか。
結局、やり方が汚くても面白いものが勝ち。皮肉な最後を迎えます。
しかしその後にはこれでよかったと思えるラストシーンも。
スッキリとはしない気持ちを抱きながらも、まぁいっか。
たぶん私はアダム・ドライヴァーの顔が苦手なんだわ。
こんな奴に騙されずにベン・スティラーには成功してほしかった(笑)。
監督:ノア・バームバック
出演:ベン・スティラー,ナオミ・ワッツ,アダム・ドライヴァー,
アマンダ・サイフリッド,チャールズ・グローディン,アダム・ホロヴィッツ他
TOHOシネマズ西宮で3本ハシゴの3本目。
『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』→『ロスト・バケーション』→これ。
ノア・バームバック監督の作品を劇場で観るのは初めてです。
DVD鑑賞だった『イカとクジラ』(2005)、『フランシス・ハ』(2012)はいずれも記憶に残り、
また脚本を担当した『ライフ・アクアティック』(2005)と『ファンタスティック Mr. FOX』(2009)もへんてこな面白さでした。
これはもうちょっと普通の作品と言えるかと。その分、期待外れ。
ジョシュとコーネリアはニューヨークのブルックリンに暮らす40代の夫婦。
子作りに励んだ時期もあったが、2度の流産を経て断念。
夫婦とも人生に不満はないつもりが、友人家庭を見るとなぜかもやもやする。
映像作家のジョシュは記録映画(ドキュメンタリー)にこだわりつづけている。
最初に撮った作品こそ高い評価を受けたが、2作目を撮りはじめて早8年。
映画プロデューサーのコーネリアの父親は著名な映画監督で、
大事な一人娘の夫が行き詰まっていることを歯がゆく思っている。
助言をしようにも、ジョシュは義父に対して敵意むきだしで取りつく島もない。
そんなある日、ジョシュが講師を務めるアートスクールで、
聴講に来ていた20代の夫婦、ジェイミーとダービーから声をかけられる。
映画監督志望のジェイミーはジョシュのファンだといい、一緒に食事へ。
以来、ジョシュ夫婦とジェイミー夫婦の交流がはじまるのだが……。
自分と同じ世代の夫婦は何をするにも子ども中心の生活で、
子どものいないジョシュとコーネリアはゲンナリ。
そこへ風変わりな暮らしを謳歌する若い夫婦が現れて、
ジェイミーとダービー、その友人たちとつきあうようになると、
ジョシュとコーネリアの毎日が活気に満ちあふれてきます。
だけど実は相当無理をしていて、イタイことになっていても本人は気づかない。
野心を持つ若者に利用されていただけだとわかり、
あいつは詐欺師だとジェイミーのことを訴えようとしても周囲は冷ややか。
結局、やり方が汚くても面白いものが勝ち。皮肉な最後を迎えます。
しかしその後にはこれでよかったと思えるラストシーンも。
スッキリとはしない気持ちを抱きながらも、まぁいっか。
たぶん私はアダム・ドライヴァーの顔が苦手なんだわ。
こんな奴に騙されずにベン・スティラーには成功してほしかった(笑)。