『秘密 THE TOP SECRET』
監督:大友啓史
出演:生田斗真,岡田将生,吉川晃司,松坂桃李,織田梨沙,大倉孝二,木南晴夏,
平山祐介,三浦誠己,栗山千明,リリー・フランキー,椎名桔平,大森南朋他
先週水曜日は毎年恒例の全館停電の日。
今回は正確には「停電」ではなく「節電」で、極力出勤しないようにしましょうということらしい。
もちろん休みを取って映画鑑賞。TOHOシネマズ西宮で3本ハシゴ、その1本目。
原作は清水玲子の人気コミックだそうで、大友啓史監督が実写映画化。
某レビューサイトを覗いてみると散々な言われようで、一抹の不安がよぎります。
だけど、観なきゃ文句も言えないし、私のハードルはわりと低いですから(笑)。
死亡した人間の脳をスキャンして、その人物が見たものを再生する“MRI”。
この新しい捜査方法によって事件の解決を目指す特別捜査機関、法医第九研究室、通称“第九”。
室長の薪(生田斗真)からの直々の指名で第九へ異動した青木(岡田将生)は、
まもなく刑が執行される死刑囚・露口(椎名桔平)のMRIを担当するように命じられる。
露口は自らの家族を殺害した罪で有罪に。
妻と次女、母親の惨殺体は発見されたが、長女の遺体だけが見つからなかった。
露口の脳をスキャンすれば、長女の行方がわかるのではないかと推測される。
まだ正式な捜査方法とは認められていないMRIで事件の全容を解明できれば、
第九も認められることになる。第九の運命は青木にかかっているといっても過言ではない。
大役を任せられた青木は自信満々だが、
過去に凶悪犯のMRIを担当した捜査官は自殺したり発狂したり。
薪とともに第九を立ち上げた鈴木(松坂桃李)もそのうちのひとりで、
30人近くもの少年を殺害した貝沼(吉川晃司)のMRI後に死亡した。
鈴木と交際していた監察医・三好(栗山千明)は、
青木が鈴木の二の舞になるのではないかと心配する。
死亡した露口の脳をスキャンした青木と、モニターでその様子を見ていた薪たち第九の面々は、
真犯人が露口の長女・絹子(織田梨沙)であることを知って愕然。
彼女はまちがいなくサイコパスで、今後も殺人を重ねるだろう。
露口を逮捕した刑事・眞鍋(大森南朋)に協力を強いて、絹子の行方を探すのだが……。
原作ファンは不満だらけなようですが、未読の私はじゅうぶんに楽しめました。
が、みんな大げさだし、声でかいし、映像は相当グロくて、好きとは言えず。
まさか続編はないだろうと思うけど、投げっぱなしの部分も多く、
回収しないならばそんな話を挟むのはやめてほしいなぁと思ったりも。
149分という長尺の間、まったく眠くならなかったのは○。
栗山千明の鼻ってすげぇ高いよな、椎名桔平もこんなに鼻高かったんだ。
その栗山千明の口角の上がり方に対して、織田梨沙の口もとはずっと「へ」の字。
怪しい医師役のリリー・フランキー、なんか演技力増してるやん。
……てな感じで、映画の本筋とは無関係なところばかりも気になって。
『マルコヴィッチの穴』(1999)がさかんに取り上げられています。
ま、そっちのほうが私の好みであることはまちがいありません。
自分の脳内を誰かに見られるのも嫌だし、人の脳内も見えないほうがよさそうだ。
監督:大友啓史
出演:生田斗真,岡田将生,吉川晃司,松坂桃李,織田梨沙,大倉孝二,木南晴夏,
平山祐介,三浦誠己,栗山千明,リリー・フランキー,椎名桔平,大森南朋他
先週水曜日は毎年恒例の全館停電の日。
今回は正確には「停電」ではなく「節電」で、極力出勤しないようにしましょうということらしい。
もちろん休みを取って映画鑑賞。TOHOシネマズ西宮で3本ハシゴ、その1本目。
原作は清水玲子の人気コミックだそうで、大友啓史監督が実写映画化。
某レビューサイトを覗いてみると散々な言われようで、一抹の不安がよぎります。
だけど、観なきゃ文句も言えないし、私のハードルはわりと低いですから(笑)。
死亡した人間の脳をスキャンして、その人物が見たものを再生する“MRI”。
この新しい捜査方法によって事件の解決を目指す特別捜査機関、法医第九研究室、通称“第九”。
室長の薪(生田斗真)からの直々の指名で第九へ異動した青木(岡田将生)は、
まもなく刑が執行される死刑囚・露口(椎名桔平)のMRIを担当するように命じられる。
露口は自らの家族を殺害した罪で有罪に。
妻と次女、母親の惨殺体は発見されたが、長女の遺体だけが見つからなかった。
露口の脳をスキャンすれば、長女の行方がわかるのではないかと推測される。
まだ正式な捜査方法とは認められていないMRIで事件の全容を解明できれば、
第九も認められることになる。第九の運命は青木にかかっているといっても過言ではない。
大役を任せられた青木は自信満々だが、
過去に凶悪犯のMRIを担当した捜査官は自殺したり発狂したり。
薪とともに第九を立ち上げた鈴木(松坂桃李)もそのうちのひとりで、
30人近くもの少年を殺害した貝沼(吉川晃司)のMRI後に死亡した。
鈴木と交際していた監察医・三好(栗山千明)は、
青木が鈴木の二の舞になるのではないかと心配する。
死亡した露口の脳をスキャンした青木と、モニターでその様子を見ていた薪たち第九の面々は、
真犯人が露口の長女・絹子(織田梨沙)であることを知って愕然。
彼女はまちがいなくサイコパスで、今後も殺人を重ねるだろう。
露口を逮捕した刑事・眞鍋(大森南朋)に協力を強いて、絹子の行方を探すのだが……。
原作ファンは不満だらけなようですが、未読の私はじゅうぶんに楽しめました。
が、みんな大げさだし、声でかいし、映像は相当グロくて、好きとは言えず。
まさか続編はないだろうと思うけど、投げっぱなしの部分も多く、
回収しないならばそんな話を挟むのはやめてほしいなぁと思ったりも。
149分という長尺の間、まったく眠くならなかったのは○。
栗山千明の鼻ってすげぇ高いよな、椎名桔平もこんなに鼻高かったんだ。
その栗山千明の口角の上がり方に対して、織田梨沙の口もとはずっと「へ」の字。
怪しい医師役のリリー・フランキー、なんか演技力増してるやん。
……てな感じで、映画の本筋とは無関係なところばかりも気になって。
『マルコヴィッチの穴』(1999)がさかんに取り上げられています。
ま、そっちのほうが私の好みであることはまちがいありません。
自分の脳内を誰かに見られるのも嫌だし、人の脳内も見えないほうがよさそうだ。