『メン・イン・ブラック:インターナショナル』(原題:Men in Black: International)
監督:F・ゲイリー・グレイ
出演:クリス・ヘムズワース,テッサ・トンプソン,エマ・トンプソン,リーアム・ニーソン,
レベッカ・ファーガソン,レイフ・スポール,ロラン・ブルジョワ,ラリー・ブルジョワ他
声の出演:クメイル・ナンジアニ
TOHOシネマズ伊丹にて前述の『アラジン』〈吹替版〉とハシゴ。
そもそも出ていたシリーズ“メン・イン・ブラック”だと思うと、
こっちに彼の姿がないのは不思議な気がしますね。
新キャストとして名前を連ねるのは、クリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソン。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』のコンビをここで見るのも不思議。
監督は『ストレイト・アウタ・コンプトン』(2015)で注目され、
『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)に抜擢されたF・ゲイリー・グレイ。
幼い頃に自宅に紛れ込んだエイリアンを助け、
以来、政府の最高機密機関“メン・イン・ブラック(MIB)”で働くことを夢見続けていた少女。
公にはされていないMIBのニューヨーク本部をひとりで探し当て、自分の採用を直訴する。
採用試験を受けた彼女は高得点で合格をもぎとり、
エージェントMとしてまずは見習いで働きはじめる。
研修期間中に成果を挙げようとMは画策。
ロンドン支部のエース、エージェントHとコンビを組むことに成功。
ある重要人物の護衛に指名されたHはMを連れて任務に就く。
ところが護衛に失敗し、苦し紛れの言い訳に「MIB内部にスパイがいる」と主張。
Hの上司ハイTは、Hの話に信憑性があるとして、捜査を言い渡すのだが……。
予告編では“マイティ・ソー”をからめたしょうもないダジャレ(笑)の翻訳がありましたが、
本編ではもう遅いからかその翻訳は無し。
リーアム・ニーソン演じるハイTの裏切りだろうということは簡単に予想がつきます。
あまりにもそれっぽいから、どんでん返しがあるに違いないと思ったのに、
やっぱり悪いのはおまえかい!
組織のトップが裏切るという構図、ありすぎでつまんない。
相変わらず派手でそれなりに面白かったけれど、それなり以上ではない。
トミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスがいた頃のMIBよりだいぶ落ちることは否めません。
しかしやっぱりエマ・トンプソンはいいんだなぁ。エージェントOにはご注目。