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『翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて』

2023年11月27日 | 映画(た行)
『翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて』
監督:武内英樹
出演:二階堂ふみ,GACKT,杏,加藤諒,益若つばさ,堀田真由,くっきー!,高橋メアリージュン,
   和久井映見,アキラ100%,朝日奈央,小沢真珠,中川翔子,川崎麻世,藤原紀香,片岡愛之助
 
封切り日だった先週金曜日、実家に寄った帰りにイオンシネマ茨木のレイトショーにて。
 
言わずと知れた『翔んで埼玉』(2018)の続編。監督も前作に引き続き武内英樹
ある程度の面白さは保証されたようなものだろうと思っていましたが、うーむ、イマイチ。
だけどなんというのか、GACKT主演だと貶してはいけないような気分に駆られますね(笑)。
 
前作で、東京都民から受けていた迫害を止めることに成功した埼玉県民。
そこには麻実麗(GACKT)率いる埼玉解放戦線の活躍があった。
それだけで満足していてはならぬと、麗は埼玉県民の心をひとつにするべく、越谷に海を作る計画を打ち出す。
海に多大な憧れを抱く埼玉県民は、麗を先頭に白砂を求めて和歌山県の白浜へと船を出す。
 
ところが途中で嵐に遭い、船が難破
波に飲まれて意識を失っていた麗が目覚めると、そこは目的地の白浜ではあったものの、
日本全国大阪化を目論む大阪府知事・嘉祥寺晃(片岡愛之助)に牛耳られていた。
 
目覚めた麗に手を差し伸べたのは、滋賀解放戦線のリーダー・桔梗魁()。
桔梗は、嘉祥寺によって幽閉されている滋賀の姫君と、白浜で奴隷扱いされている県民を救いに来たのだ。
麗と桔梗は協力してそれぞれの目的を果たそうとするのだが……。
 
口コミを見ると評判はいいようですが、笑えますか、これ。
悪ノリしすぎというのか、私はちぃとも笑えない。
たこ焼きみたいな吸引スタンプとかは気持ち悪すぎて直視できないほどです。
 
折良くだか悪くだかわからないけれど、主人公の名前が麻実麗ではタカラヅカの話題を思い出し、
それはタイミングがこうなっちゃったんだから致し方ないとしても、
大阪万博アピールしすぎで、もうほんとに大阪万博を応援する気が失せてしまう。
 
片岡愛之助に大阪府知事役をやらせて、その妻の神戸市長役には藤原紀香をキャスティング。
そしてその神戸市長は川崎麻世演じる京都市長とできていて、大阪府知事の見ていないところでイチャイチャとか、
本物の夫婦を起用してこういうノリというネットリ感が気持ち悪くて辟易としました。
 
今回あまり出番のなかった本来の主人公、二階堂ふみの奮闘ぶりは買います。
そうそう、いちばん呆気にとられたのは和久井映見。見るたびにどんどん太ってゆくのは悲しい。
 
まぁ、出演者はみんな芸達者ですし、演技に文句はありません。
それにどの人も出演して楽しかっただろうとは思うのでした。

追記:私にとってはイマイチかイマサンぐらいでしたが、
   周囲のオジサマ方の感想を聞くと、笑うわ泣くわでウケ率100%の模様です。(^O^;

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