夜な夜なシネマ

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『ツイスター 地球史上最大の怪物』

2023年11月10日 | 映画(た行)
『ツイスター 地球史上最大の怪物』(原題:Firenado)
監督:リース・フレイク=ウォーターフィールド,スコット・ジェフリー
出演:シアン・オルトマン,ダニエル・ゴッドフリー,ニコラ・ライト,トビーウィン=デイヴィーズ,
   デレク・ミラー,ジェイミー・ロバートソン,マシュー・マルセリス,クリント・ゴードン他
 
これだけ配信であれこれ観られるようになったというのに、
まだTSUTAYA DISCASの定額レンタルを契約しつづけています。
本作はうっかり予約リストから外し忘れていたせいで届いてしまった2023年のアメリカ作品。
絶対B級、下手するとC級でしょう。期待せずに鑑賞を開始。
もちろん日本では劇場未公開です。ひとりも知っている役者がおらんもん。
 
気象研究者のアナは、師であり父親のような存在でもあるデヴリンの助手を務めているが、
時に暴走機関車のように走り出すデヴリンのもとではお茶汲みぐらいしかできない。
もっと自分の研究を進めたいと思い、辞職の決意を固める。
 
そんな折、レベル最上級の5を示す竜巻が発生。
デヴリンは自ら開発した竜巻制御器を片手に嬉々として現場へ向かう。
同行するのはデヴリンの長年のパートナー、ヘレナとアナ、そしてもうひとりの助手グレッグ。
 
アナが止めるも、竜巻の中心めがけて乗り込んだグレッグは死亡。
この竜巻は火を伴っているらしく、さすがのデヴリンも逃げようと言う。
しかし竜巻の進路上にある民家には危険を知らせたい。
竜巻から逃げつつ、各家を回って住民に避難を勧めるアナたち。
 
政治家などの金持ちから表に出せない金を預かって洗浄している会計士ピアスは、
その金のことを知って強盗を企む三人組に狙われている。
 
ピアスの邸宅はちょうど竜巻の進路上にあり、
声をかけにやってきたアナたちと強盗団が鉢合わせしてしまい……。
 
冒頭は『ツイスター』(1996)のパクリもいいところで笑えます。
その後もやっぱりB級の展開が続くし、二番煎じどころか五番煎じ(そんなに茶は出ないでしょうが(笑))で、
何もかもどこかで観た気しかしません。
だけど、最初からこんなもんだと思っているから腹も立たない、退屈もしない。
 
ただ、こういうディザスターパニックものは大画面で観たいですね。
テレビの小さな画面では迫力に欠けすぎる。
火をはらんだ竜巻が迫り来る様子は、大画面でこそ生きるものでしょう。
 
アナ(それなり以上に美人)とピアス(まぁまぁイケメン)がくっつくのかと思ったら、
おーい、ピアスはそのままいなくなってしまうんかい!
意外なオチに笑ったがな。
 
こんなもんだと思って観ましょう。
この中の役者の誰か、今後メジャー作品に出るようにならないかな~。

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