2024年12月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1704ページ
ナイス数:689ナイス
https://bookmeter.com/users/762098/summary/monthly/2024/12
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1704ページ
ナイス数:689ナイス
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■正体 (光文社文庫 そ 4-1)
読了してから映画版を観に行くはずが間に合わず、半分ほど読んだところで鑑賞しました。620頁弱の本作の登場人物を上手く組み合わせた映画化でした。原作よりもさらに時代が新しく、映画版では動画の中継によって真相が明らかになります。いとも簡単に冤罪を作る警察。面会に来た又貫から「なぜ逃げたか」と問われたときの鏑木の答え。涙がこぼれました。原作では鏑木は殺されてしまうけれど、生きて戦う映画版のほうがより感動的ではあります。現実には前者になる可能性のほうが高いと思うと悲しい。というわけでほぼ映画の感想ですみません。
読了日:12月02日 著者:染井為人
https://bookmeter.com/books/19195329
■ハンター・ハンター 憑依作家雨宮縁 (祥伝社文庫 な 25-5)
「慟哭の完結!」という帯の文字に気づかず読みはじめ、なんか続々と死んで行くよぉと思ったら終了か。思えばこのシリーズを読むきっかけとなったのは、最初に終わった“藤堂比奈子”と、もうじき終わりそうだった“よろず建物”のロスを回避するためでした。突如として再開された“坂口信”にはイマイチ惹かれないし、今のところは“ミカヅチ”と“鳴瀬清花”でしのぎます。これよりも“堀北恵平”のほうが好きだったこともあり、終わっても特に感慨はないはずが、どういうわけか今はやっぱり寂しい。憑依作家はきっとどこかで生きていますよね!?
読了日:12月11日 著者:内藤了
https://bookmeter.com/books/22011836
■怖ガラセ屋サン (幻冬舎文庫 さ 48-1)
私が子どもの頃に聞いた都市伝説で覚えているものといえば、すぐに思い浮かぶのはやはり口裂け女。あんなの絶対ウソだとわかるから今は笑ってしまうけど、本作に収録されている中にはホントにありそうな話も登場します。特に昔だれかをいじめた過去があるなんて人は、見えないものが見えてしまうこともあるのでは。その点、幼稚園のときにいじめられっ子側だった私は大丈夫か!? そのことは何十年経とうが決して忘れませんし、もしもあのいじめっ子ふたりが現在も元気でいるならば、今からでも「怖がらせ屋さん」に頼みたいぐらいです。(^^;
読了日:12月13日 著者:澤村伊智
https://bookmeter.com/books/22087440
■たまごの旅人 (実業之日本社文庫)
近藤さんでしょ、「たまご」でしょ、表紙にはクロワッサンでしょ。てっきり卵料理が並ぶ話かと思ったら、「旅人」のほうでした。私自身は観光地にほぼ興味がなくて、どこかへ行っても同じ宿に連泊、出かけるのは近所のスーパーやモールぐらい。ボーッと本を読んで、美味しいものを食べるだけという旅が好きです。本作を読んで尚更思う、私にはツアーに参加するのは無理なのはもちろんのこと、添乗員は絶対にできそうにない。客のわがまま、聞けません(^^;。だけどこんなふうに観光地を巡るのも悪くはないかなと思うのでした。添乗員さん、凄い。
読了日:12月18日 著者:近藤 史恵
https://bookmeter.com/books/21918072
■超合理的!ミステリーの書き方 (幻冬舎新書 742)
映画でも本でも説教くさい作品は苦手です。本書を読んで、そっか、それで七里センセの本は説教臭がないんだわと合点がいきました。トリックを決めずに書き始めるとか、プロットがまとまったときにはタイトルも決まっているとか、もう目からウロコぼろぼろ。作家になりたいと思っている人は作家になれないものだとのこと。だけど本書はやはり作家を目指す人の参考になるのでは。応募先は賞金で決めろとは生々しい(笑)。健康に自信がおありのようで。あれれと言われないように、絶対倒れないでくださいね。とりあえずトマトジュースは買ってきたぞ。
読了日:12月22日 著者:中山七里
https://bookmeter.com/books/22165471