『イコライザー THE FINAL』(原題:The Equalizer 3)
監督:アントワーン・フークア
出演:デンゼル・ワシントン,ダコタ・ファニング,デヴィッド・デンマン,エウジェニオ・マストランドレア,
レモ・ジローネ,ガイヤ・スコデッラーロ,アンドレア・スカルドゥッツィオ,アンドレア・ドデーロ他
前述の『アナログ』鑑賞後、駐車サービスのよろしくない109シネマズ箕面で車を入れ直して。
土曜日の晩だというのに『アナログ』の客は私を含めて4人。
本作も客が少ないのかと思いきや、そこそこ以上に入っているではないですか。
“イコライザー”シリーズの最後を見届けたい人が多いのか。
監督は前2作と同じくアントワーン・フークア。結構好き。いつも面白い。
当主以下全員を殺して目的のものを奪い返し、立ち去ろうとする。
屋敷の表にいたのは当主の孫である少年。帰宅時に異変を感じた当主が、車内にいるようにと孫に命じていたのだ。
まだ幼い少年に、マッコールはそのまま動かないようにと声をかけて出て行くが、
少年はマッコールの背中に向けて発砲。なんとかその場から逃げ、フェリーに乗り込むマッコール。
重傷を負ったマッコールは、下船後、海岸沿いに車を走らせている途中に意識を失う。
通りかかったカラビニエリ(国家憲兵)のジオは、夜中だったこともあり、
病院ではなく懇意の医師エンゾのもとへとマッコールを運び込む。
マッコールを丁寧に治療したエンゾはジオに口止めし、しばらくマッコールの面倒をみることに。
快復したマッコールは、この小さくて穏やかな町アルトモンテで過ごすうち、
住民たちからも受け入れられて、ここが自分の居場所だと考えはじめる。
ところが、この町で儲けようとしているマフィアがいることを知る。
暴力で住民を圧している様子を目の当たりにして黙っていられなくなったマッコールは……。
デンゼル・ワシントン演じるマッコールが冒頭で瀕死の重傷を負い、
意識を取り戻してからも松葉杖を突いて歩くものですから、
えーっ、こんなん再起不能やん、もしかしてリーアム・ニーソン同様に、
歳を取ってアクションのキレが悪くなったことへの言い訳かしらんと思いました。
だけどどうしてなかなか。たった9秒で悪党全員やっつけるマッコールがカッコよすぎる。
ワイナリーを襲撃した理由がわかるのは最後。
てっきり粗悪なドラッグ絡みの大掛かりな悪事をぶっ潰すためかと思いきや、そうじゃなかった。
大掛かりな悪事のほうはCIAに匿名の通報をして任せる。
彼から電話を受けるCIAの新人捜査官コリンズ役のダコタ・ファニングもよかったです。
海岸沿いの街並みが美しい。
とにかく悪い奴が見事に殺されるのが気持ちいいから(笑)、もう一度観るかもしれません。