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『キャメラを止めるな!』

2022年07月30日 | 映画(か行)
『キャメラを止めるな!』(原題:Coupez!)
監督:ミシェル・アザナヴィシウス
出演:ロマン・デュリス,ベレニス・ベジョ,竹原芳子,グレゴリー・ガドゥボワ,フィネガン・オールドフィールド,
   マチルダ・ルッツ,セバスティアン・シャッサーニェ,ラファエル・クナール,リエ・サレム他
 
いくらオリジナルの『カメラを止めるな!』(2018)が大ヒットしたからって、
フランス版リメイクまで日本でヒットするわけもなく。
上映終了となってしまいそうでしたが、やっぱり一応観とかなあかんやろと思い、
イオンシネマ茨木にて21:40からのレイトショーを鑑賞。字幕版です。
 
監督は『アーティスト』(2011)で第84回アカデミー賞の監督賞ほか5部門を受賞したミシェル・アザナヴィシウス
奥様は本作で主人公の妻を演じているベレニス・ベジョ。名女優ですよね。
娘役のシモーヌ・アザナヴィシウスは監督の前妻の娘なのでしょうか。知らんけど。
 
日本でも放送した「ライブ、30分ワンカット」のゾンビ映画をリメイクしたいという話が、
「早い、安い、質はそこそこ」がウリの映画監督レミーのもとに持ち込まれます。
気乗りしない彼は一旦断ったものの、元女優の妻ナディアはもったいないと言うし、
キャストとして起用される予定の俳優に娘ロミーがぞっこんだと知り、引き受けることに。
 
オリジナルと大筋は同じなので、オリジナルを観た人はまぁまぁ楽しめると思います。
ただ、序盤はかなりうざい。うるさい。特にどんぐりこと竹原芳子、やかましいです。
その顔、見飽きました。喋りも聞き飽きました。すみません。(--;
 
本作で主人公を演じるロマン・デュリスを初めて知る人は信じられないでしょうが、
何十年か前の彼は本当に美形だったんです。
それが年を追うごとにどんどん口元が下品になり、もうその頃の顔は思い出せないほど。
 
冒頭辺りは彼もうるさく感じるほどでしたが、やはり最後の40分ぐらいは面白い。
オリジナルのインパクトに遠く及ばないとはいえ、時折クスッと笑いました。
ゲロネタが苦手な私としては、そこはあまり見たくなかったような。
でも、ゲロがなかったらつまらない作品になりますよね、きっと。
 
悪くはないです。下品な口元でも、ロマン・デュリスの出演作品はやっぱり好きだ。
「フランスのアダム・ドライヴァーだ」みたいな話とか、小ネタも結構あって、
映画好きな人なら割り増しで楽しめるかもしれません。
 
吹替版を上映している劇場がほとんどのなか、字幕版を観られてラッキーでした。
だけど、字幕版を観ると吹替版も観たくなってしまうのですよねぇ。

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