夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の24本目@梅田)

2019年07月23日 | 映画(ま行)
『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』
監督:湯山邦彦,榊原幹典
声の出演:松本梨香,大谷育江,林原めぐみ,三木眞一郎,犬山イヌコ,
     市村正親,小林幸子,山寺宏一他
 
『トイ・ストーリー4』の吹替版の後に観ました。
きっと観てもよくわからないし、フリーパスで観逃しても全然惜しくないと思っていました。
しかしこういうのは席数上限にひっかからないんですよねぇ。
ほかに観たかった作品には撥ねられ、これは問題なく入場できてしまった。
すんごい混みっぷりですけど、席数上限とは関係ないのです。
 
観てもわからないと言いつつ、このところわりと“ポケモン”関係を観ています。
『名探偵ピカチュウ』だって字幕版と吹替版の両方を観たし、前回の劇場版も観ました。
そのおかげでかなりついていけてる気がする!
 
いまだかつて誰も見たことがない幻のポケモン“ミュウ”。
「清らかな心と、会いたいと強く願う気持ち」を持つ冒険者の前にしか現れないと言われている。
その化石を発見したある科学者たちが、最強のポケモンをつくろうと研究を開始し、
ポケモン“ミュウツー”を生み出す。
しかし、人の手に負えないほどの力を持って生まれたミュウツーは、
科学者らを消して研究所を乗っ取っとる。
 
最強兵器をつくるための実験台にされつづけたミュウツーは、
生みの親である人間への憎悪を募らせて逆襲に出るのだが……。
 
この研究所へ向かったサトシたちがミュウツーと戦い、
サトシの清らかな心によってミュウツーの心も変わる、という筋書きだと誰もが読める。
そのとおりにしかなりませんから、安心して観ていられます。
 
と、なんちゅうことないように書いていますが、一瞬ホロリ。
まさかポケモンを観て泣くとはねぇ(笑)。
 
ミュウツーはすんげぇ強いんですが、
ミュウに「技なんか使わなくても本物なら勝てる」なんて挑発されて、それに乗っちゃう。
技を使わないことに躍起になり、自分がつくったポケモンたちのコピーにも
途中から技を使わないようにさせるんです。
リザードとかゼニガメとかピカチュウも、本物とコピーが殴り合い蹴り合い。
この様子がなかなか可笑しい。
みんなヘロヘロで、素手のどつきあいって疲れるもんなんだなぁと妙に感心。
どっちが本物でどっちがコピーか私にはわかりません。
ちょっと邪悪な目をしているほうがコピーか!?程度。
 
で、泣いたのは、ミュウとミュウツーの仲裁に入って死んだかと思われたサトシを見て、
ピカチュウが泣く。それを見て周りのポケモン本物もコピーもみんな泣き始める。
それを見て私もらい泣き(笑)。
 
うわっ、これって劇場版第1作のフル3DCGでリメイク作品やったんや!
今まで知りませんでした。こりゃまた失礼。(^^;
よかったです。

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『トイ・ストーリー4』〈吹替版〉&〈字幕版〉(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の23本目@梅田&25本目@なんば)

2019年07月22日 | 映画(た行)
『トイ・ストーリー4』(原題:Toy Story 4)
監督:ジョシュ・クーリー
声の出演〈吹替版〉:唐沢寿明,所ジョージ,戸田恵子,森川智之,竹内順子他
声の出演〈字幕版〉:トム・ハンクス,ティム・アレン,アニー・ポッツ,トニー・ヘイル,
          クリスティナ・ヘンドリックス,キアヌ・リーヴス他
 
2日間のうちに吹替版と字幕版を観たので、フリーパスの24本目は後回し。
23本目と25本目をまとめてUPします。
 
実はそんな順番で観るつもりはなかったのです。
字幕版の上映館がいくら少ないアニメであっても、
「洋画は字幕で観る派」としては、まずは字幕版を観たい。
だから、何がなんでも字幕版を観ようと念入りに鑑賞計画を立て、
甲子園でオールスターを観戦する前にTOHOシネマズ梅田へ。
 
今回のフリーパスでは席数上限にひっかかったことがなかったので、
3連休初日のこの日もなんとなく大丈夫だとナメていました。
それでも、出遅れたらあかんと思って9時前には劇場に到着したのに。
本作の字幕版も、ほかの2本も、狙っていた全部、アウトでした(泣)。
いたしかたなく、3本観る予定を2本に減らし、
1本目に本作のDolby-ATMOS・吹替版を追加料金200円払って鑑賞
 
前の持ち主アンディが成長し、もうおもちゃでは遊ばない年齢になり、
あらたな持ち主ボニーへと譲られたウッディやバズたち。
ボニーはこのところウッディにはあまり興味がないようで、
ウッディはクローゼットの中に閉じ込められたまま過ごす日も多い。
それでもボニーのことが好きでたまらないウッディ。
 
ある日、幼稚園へ1日体験へ行くことになったボニー。
気乗りしないボニーが両親に引きずられるように出かけるのを見て、
放っておけなくなったウッディは仲間の反対を押し切ってついて行く。
 
ほかの園児たちが工作をはじめるなか、
道具もないボニーはどうすればいいのかわからない。
ウッディはゴミ箱の中から工作に使えそうなものをボニーの前に転がす。
するとたちまちボニーは元気を取り戻し、
使い捨てのフォークにアイスクリームのバーやモールを付けておもちゃを作る。
完成したそれにフォーキーと名付け、意気揚々と帰るボニー。
 
1日体験を頑張った褒美に、翌日からキャンピングカーをレンタルして、
一家で移動遊園地へ遊びに行くことになり、ボニーはまたまた大喜び。
ウッディやバズたちももちろん一緒だが、
今回ボニーにとっていちばん大切なのはフォーキー。
 
ところがフォーキーは、これまでおもちゃとして扱われたことなどない。
いつもゴミとして扱われてきた自分が大切にされるとはどういうことか。
嬉しいどころか理解できなくて恐怖心ばかりが大きくなり、
ゴミ箱を見つけるたびに飛び込もうとして……。
 
私は楽しかったんですけどね、このさい告白します。
前作までの“トイ・ストーリー”を観たことがないんです。(^O^;
ボロ泣きするとか、3作目が最高やったとか噂には聞いていたから、
今回泣くつもりで行ったのに、あれ?泣けないよ。
むしろデューク・カブーンとかふわふわのふたりに笑わされ、
なんか楽しいやんと思っていました。
楽しいやんと思いつつも、えっ、持ち主命だったのに去っちゃうわけ!?とビックリ。
 
某サイトのレビューを読んだら、予想を上回る(下回る?)低評価。
そうか、やっぱり今までの“トイ・ストーリー”はこうじゃなかったのか。
 
吹替版と字幕版を比べても、どちらも良さがあります。
最初の土砂降りのシーンで、そやそや英語で「土砂降り」って
犬と猫が降るって言うんやったなと思い出せたのが楽しかった。
カブーンの声をキアヌ・リーヴスが担当しているというのもいいじゃないですか。
Yes, I Canada!!
 
おもちゃの質感が伝わってくるのが凄いなぁ。
陶器でできているとか、布やプラスチックでできているとか、
こうしてアニメで見てもしっかり伝わってくるものなんですねぇ。
 
私のように、これが“トイ・ストーリー”デビューの人は楽しめると思いますよ。
エンドロール後までカブーンが楽しませてくれます。最後まで観てね。
 
あ、腹話術人形のベンソンは確かにホラーで怖すぎる。(^^;

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『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の22本目@伊丹)

2019年07月21日 | 映画(あ行)
『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』
監督:岩下力
 
私が乃木坂46を観るって!?
まずありえないことですけれど、フリーパスがありますし。
封切り日の夜の回は舞台挨拶か何かがあったのしょう、早々に完売になっていました。
その回はフリーパスを使えないのは聞くまでもないことでしたから、
同日に『Diner ダイナー』を観たさい、それ以外の回はフリーパスが使えるか確認済み。
で、公開3日目の日曜日の朝イチに観ました。
 
いんや〜、まさかこんなのを観て泣くなんて。おみそれしました。良かった。
 
冒頭、なんとなく『劇場版 BiSキャノンボール 2014』(2015)や
『青春100キロ』(2016)を思い起こさせるような幕開け。
乃木坂ファンの方、アダルト作品と一緒にしてすみません。
私の好きそうな掴みで始まるドキュメンタリーという意味です。
 
それは岩下力監督のモノローグで始まります。
アイドルのドキュメンタリーを撮る仕事が来た。アイドルまるで知らない。
断ろうかと思った、そんな感じの。
 
撮ることにはしたけれど、本当に自分に撮れるのか。
少女たちがアイドルになる成長譚なら撮りようもあるが、
すでに彼女たちは完成したアイドル。いったい何を撮ればいいのか。
1年以上に渡ってカメラを回し続け、できあがった本作。
 
私が名前を知っていたのは白石麻衣のみ。あとは全然知りませんでした。
本作で主に時間を割かれているのは西野七瀬と齋藤飛鳥。
西野七瀬の卒業までを追っているので、彼女と親しかった与田祐希も頻出。
あとは生田絵梨花がまぁまぁ多かったでしょうか。
秋元真夏、桜井玲香、高山一実も私が顔と名前を覚えられる程度に登場。
 
面白いキャラだなぁと思ったのは大園桃子。
何を隠そう、私が泣かされたのは彼女。
みんなが乃木坂好き好き言うなかで、そうは言っていなかった彼女が、
「なんか、なんか、乃木坂も悪くないかも」と泣き笑いしながら言うシーン、
なんか、なんか、私も泣いてしまいました。
それと彼女の発言、「会えないことに、強くなる必要ってありますか」。
大好きな人に会えなくなる、そのことに鈍感になる必要は、確かにないね。
 
全然知らん子ばっかりやと思っていたのに、
『あさひなぐ』(2017)であの子もこの子も見てるやん、私。
齋藤飛鳥も本作で初めて知ったと思っていたけれど、
しっかり観てるがな私、『あの頃、君を追いかけた』(2018)で。
そのときも彼女のいちばん好きな作家が貫井徳郎ということを
ウィキペディアで知ってびっくりしてるがな。何度でも驚く(笑)。
ただし、貫井作品の中で彼女が特に好きだとして挙げる『乱反射』には同意するけれど、
いちばん好きだという『微笑む人』はまったく解せません。(^^;
 
『うた☆プリ』では全編爆睡、歌もまったく耳に入ってきませんでしたが、
乃木坂46の歌が良いことも初めて知りました。
カラオケ練習しよかなと思ってしもたがな。
 
今までまったく興味なくてすみません。
こういうのがあるからフリーパスって楽しいのに、
今年いっぱいでフリーパス特典終了なんて(泣)。

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『パドマーワト 女神の誕生』

2019年07月20日 | 映画(は行)
『パドマーワト 女神の誕生』(原題:Padmaavat)
監督:サンジャイ・リーラ・バンサーリー
出演:ディーピカー・パードゥコーン,ランヴィール・シン,シャーヒド・カプール,
   アディティ・ラオ・ハイダリ,ジム・サルブ他
 
塚口サンサン劇場にて、
 
長いですよねぇ、インド映画って。これも164分。
寝不足の頭が持つかどうか心配でしたが、DVDで観るのはきっと無理。
いつでも一時停止できる状態では集中力が持ちませんから。
寝てもいいやのつもりで鑑賞。
 
16世紀に編まれた叙事詩『パドマーワト』の映画化で、
インド映画史上最大級の製作費をかけたという噂。
オープニングの前に「これは必ずしも史実どおりではない」という言葉が
若干しつこいぐらい表示されます。
史実とちゃうやんかと文句を言う人がそんなにも多いのでしょうか。
と思って調べたらなるほど、インドではさまざまな抗議運動が起きたらしい。
 
13世紀末、西インドの小国メーワールの王ラタン・シンは、
真珠を求めてシンガール王国を訪れる。
ちょうどそのとき、狩りに出かけていた同王国の王女パドマーワティ。
動くラタンを動物だと思ったパドマーワティは矢を放つ。
それがラタンに体に命中してしまい、負傷したラタンを介抱するうち、
パドマーワティとラタンは恋に落ちて結婚。
王妃となったパドマーワティは人々から尊敬の念を集める。
 
ある日、ラタンとパドマーワティの睦み合う姿を覗き見た王宮司祭チェータン。
パドマーワティの意見を採用してラタンはチェータンを国外へ追放。
いずれ必ずメーワールを潰してやると捨て台詞を吐いてチェータンは去る。
 
一方、北インドのイスラム教国の皇帝の座に就いたのは、
野心溢れる女たらしの武将アラーウッディーン・ハルジー。
なんとかメーワールを潰したいチェータンはアラーウッディーンに近づき、
パドマーワティの美貌について話すと、アラーウッディーンは強い興味を示す。
しかしアラーウッディーンがいかにしようともパドマーワティへの面会が叶わず、
顔を見ることすらできないものだから、アラーウッディーンのイライラが募り……。

ところどころ寝ましたけど、こうして書いてみたら、
意外にちゃんと観ているじゃあないか、私。
 
正直言って、これが良い話なのかどうかわかりません。
美貌と知見を兼ね備えたパドマーワティですが、
彼女を王妃として温かく迎え入れたチェータンをいとも簡単に追放。
ラタンは最初はそこまでするつもりがなかったのに、
パドマーワティに言われてすぐに「追放!」と言っちゃう。
女房の尻に敷かれて、言うこと聞いてるだけちゃうんかと思ったりも。
 
話としてはどうなのと思うところはありますが、
カネがかかっているだけあって映像はスゴイ。
特にラストシーンは圧巻。女の怖さ凄さを見せつけられます。
 
男性陣の顔がほぼ同じに見えてしまうのが困りもの。
ヒゲ生やして、髪の毛伸ばして、なんでそんなに似ているの。
「悪そうかどうか」で判断するしかない(笑)。
 
ええ、私はこんなインドの歴史スペクタクルなら、
『バーフバリ』のほうがずーっと好きです。

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『シティーハンター ベイシティウォーズ/百万ドルの陰謀』

2019年07月19日 | 映画(さ行)
『シティーハンター ベイシティウォーズ/百万ドルの陰謀』
監督:こだま兼嗣
声の出演:神谷明,伊倉一恵,玄田哲章,伊藤美紀,麻上洋子,
     小林優子,阪脩,原田一夫,佐々木優子他
 
ダンナが帰国したのでまたしばらく映画三昧の日々はありません。
帰国当日もいつもの土曜日と同じく晩ごはんは外食。
ダンナは夜までお疲れでごろごろしているでしょうから、
私はさっさと洗濯物等かたづけて、晩ごはん前に映画を2本。
この日は武庫之荘で食事の予定だったから、動線よく塚口サンサン劇場へ。
 
“もっこり”かけ声応援上映リターンズと称して再び応援上映を開催中。
シティーハンター初心者の私は一度でもう十分だから、
観たことのない1990年の劇場版を観ることしました。
 
TVアニメ版の人気を受けた二度目の劇場映画化が『ベイシティウォーズ』で、
併映作品が『百万ドルの陰謀』だったそうです。どちらも45分。
上映前の幕間、「あ〜いよ、消えないでもう〜♪」と流れる曲に
ほぼ満員の客席から口ずさむ声がそこら中から聞こえます。楽しい♪
 
『ベイシティウォーズ』の舞台は、東京湾上に新設された東京ベイシティ。
アメリカに軍事介入された南米コステロ共和国の元独裁者一派が、
ベイシティ内のホテルに設置されたスーパーコンピューターをハッキング
アメリカを核攻撃して復讐しようとします。
それに立ち向かうもっこりリョウちゃんと海坊主ファルコン。
 
『百万ドルの陰謀』は、陰謀によってCIAの美人エージェントから
命を狙われることになったリョウちゃん。
どうやらこちらのほうがTVアニメ版の定番筋立てらしいです。
 
「もっこり」ってつまりは何なのよと思うこと多数(笑)。
「もっこり一発つけて」って、今ならセクハラすぎてご法度ですよね(笑)。
スケベすぎるリョウがここぞというときにはカッコよくて、
いまだにこうして集客できる人気に納得。
 
強すぎて窮地に陥ることもほぼないから、安心して観ていられます。
劇場の雰囲気も含めて◯。
やっぱりこの手の作品はサンサン劇場で観るに限る。

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