宿泊したホテルを朝8時に出発、岩木山やたくさんのりんご園を見ながら、白神山地を目指しバスは走ります。
白神山地は、人為的な影響をほとんど受けることなく広がる、世界的な規模のブナ林の原生林で面積は16.93ha。
1993年に世界遺産(自然遺産)に日本で初めて登録されました。流れている川は岩木川、この辺りは上流です。
ブナの木は、水分の多い湿地などには自生しません。成長は遅く直径30cm程度になるのに100年はかかるようです。
これは一年目のブナの木。
ブナの木の密集地では、背が高く細い木が多い。下の方の枝は自らおとすとのこと。ブナの木も生存競争がたいへんです。
岩木川対岸のブナ林。ちょうど紅葉の盛りを迎えていました。散策コースには桂などの木もあり、甘い香りが漂っていました。
白神山地の名勝地は、「暗門の滝」と呼ばれる三つの滝。これは第三の滝。
これは第2の滝、狭い沢に沿ってある険しく、狭い桟道を登っていきます。
人がすれ違うことのできないところもありお互い譲り合わねばなりません。
第一の滝への桟道は、今年の台風19号で橋が流されてしまい不通になっていましたが、この日の直前に通れるようになったとのこと。
3つの滝の中で一番大きい滝でした。通常は下流の第三の滝までなのですが、第一の滝まで見れたのは幸運でした。
「曲り淵」と呼ばれる景勝地。
ヤマモミジの木。黄色の葉に一部赤い葉が混じっていて、なかなか綺麗でした。
帰りは岩木川に沿って歩きます。紅葉のシーズンの土曜日なので人が多く来ていました。