マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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下笠間でディープインパクト

2010年05月02日 07時22分07秒 | いどう
毛原から隣村へと走らせていた。

そう、もうすぐ下笠間だ。

集落に入るまでは走りやすい二車線。

その手前は半分ほどの道幅になる。

緩やかなL字カーブはガレージで見通しが悪い。

この道は何度も往来する道だけにその状況は認知している。

だからスピードは緩める。

ガレージ直前、右側からすごいスピードで向かってくる軽バンに気付いた。

あっと驚きすさまじい形相になった運転手の顔がはっきりと認識できた。

スピード出し過ぎてカーブを曲がりきれないと思ったのであろうブレーキをかけたがまっすぐ私の車に目がけてきた。

当然ながら当方もブレーキをかけて左側に寄せて止まったときだったのか、止まる直前だったのか判らない。

相手の運転手がぶつかったときに飛び込んできやしないかと身体を斜めにした。

ドーンと鈍い音。

ぶつかる音は聞きたくないがそれが現実だ。

意識はある。

歪んだドアを開けて室外に出た。

膝が痛いがそれほどでもない痛さ。

下笠間は携帯電話が圏外。

ぶつかってきた運転手に警察を呼べと指示した。

直後に後方を走っていた毛原のF四老さんが「大丈夫か」と声をかけてくださった。

「ぶつかった車はスピードがかなりでていた。曲がられなかったのは出し過ぎや。若いもんはこれやからな」と言った。

出勤を急がねばならないFさんのことを知っている私は「大丈夫だから出勤してください」と言って別れた。

警察よりも先に保険屋がやってきた。

なんでも下笠間の人だという。

事故の状況をカメラに撮ったり距離を計測している。

10分以上も経過したころに警察署がやってきた。

調書を取って記録して、お互い身体には傷害がなかったことから物損事故扱いとなった。

事故直後に撮った写真数枚を警察に見せたら相手側にも見せろという。

携帯電話の画像でも直線的なブレーキ痕が鮮明に写っている。

目撃者はもう一人いた。

行事ごとの取材でお世話になっているIさん夫妻だ。

事故現場の道路沿いにあるお家。

たまたま見ていた奥さんは「おっとろしいほどのスピードやった。鈍い音が聞こえた。その後は静かだったけどパトカーが来て事故だと判った。それがあんたやったんかいな。えらい目におうたなあ」と話す。

「隣村のあの子はこの前まで単車に乗っていた。それが車になったちゅうことは免許取り立てやろ」。

その子の車は中央部が損壊。

ラジエーターが作動しないことからレッカー対応。

あとは保険屋さんにお任せするが携帯圏内に移動しなくちゃならない。

バンパーがタイヤに食い込んでいたがなんとか自走できたスクラムは大和神社に向かった。

事故直後の画像は保険屋に送った。

交渉に使うそうだ。

私は被害者と認識している。

ぶつかってくる車は避けきれるものではない。

三週間後、修理から戻ってきたスクラム。

早速行事取材に走っていった。

保険示談も済んだと保険会社から連絡が入った。

事故の過失相殺は1対9。

0対10でもおかしくないと思いたいが記憶がなくはっきりしない。

相手方の修理代の一割を保険金から負担される。

等級は3ランク下がって次回の契約更新では保険料があがってしまう。

保険会社の担当者に3年間における差額を調べてもらった。

結果は3500円アップじゃと。

(H22. 4. 1 SB912SH撮影)