マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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北野のキンズイ食

2010年06月26日 06時38分33秒 | 民俗あれこれ(四季耕作編)
ヨモギは3月に摘んでアク(灰汁)抜きをして干しておく。

それをなおしておいて、お団子を搗いたらヨモギを入れて作る。

それは一旦蒸しておく。

ヨモギのモチはきな粉をまぶしてお茶摘みのキンズイのときに食べた。

手伝いに来てた摘み子さんに早よう持っていかなというてた。

カン(寒)のミズ(水)でモチゴメを浸けたモチを搗いていた。

カビが生えないそうだ。

冷蔵庫がない時代はそう工夫していた。

モチはエビとか入れてオカキにしている。

2月末に作ったカキモチは乾燥させていつでも食べられるようにしている。

サクサクした食感がとても美味しい。

朝7時に電話をかけてきたIさんの奥さんの電話では、参考までにと前置きされて話したのがフキにピーナッツを入れていたのは三重県だという。

北野では6月10日ころにオツゲの花にホガシワの葉で作るホガシワのメシ。

キノコのご飯も作るというが山は荒れている。

フキダワラはイグサで括る。

フシ、フシで作っていたが時期が過ぎてしませんのやという。

※現在は見られなくなった二毛作。

ウラ毛はナタネやムギを栽培していた。

12、13日ころに上の池から水を引いていた。

それまでに田植えを終わらせていた。

(H22. 5. 8 電話でも)