マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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大和郡山の簾注連縄調査3

2011年02月09日 08時45分18秒 | 大和郡山市へ
正月三が日は簾注連縄を掛けられている地域を調べなくてはならない。

大和郡山市内の神社を中心に調べている。

70社ある神社はこれまでに9社で確認がとれた。

4日には外される地域もあるので急がなくてはならないが時間がいうほどない。

一件、一件丹念に足を運ばなければ・・・。

以前におんだ祭の取材に行ったところがある。

田中町の甲斐神社だ。

近場だけに見過ごす可能性がある。

ないだろうと思って来たがなんと鳥居にあるではないか。

道路から見ればそれは視角に入らなかったのだ。

しかも拝殿にもあるではないか。

笹の葉は両方にある。

2本仕立ての注連縄だ。

左右に根付きの稲穂がみられる。



目をこらして見ればででーんと中央に伊勢海老があるではないか。

色具合からすれば生海老かも・・・。

それは当たっていた。

後日に関係者から聞いた話ではまさしく生伊勢海老。

中身は刺身ができるぐらいにギュウギュウ詰まっていると聞いた。

伊勢海老が見られたのは野垣内町の若宮社が唯一だと思っていたがここにあるとは驚きである。

足は運んでみるものだとつくづく思った。

日が陰ってきた。急がねば。

これまでに32社を調べてきた。

暗くなる前に気がかりな神社へ行った。



ここは秋祭りの祭に巫女が御湯をされるところ。

馬司町の杵築神社だ。

見事な注連縄が見つかった。

お旅所なども加えて残すは40社ほど。

調査をするには2年以上もかかるだろう。

(H23. 1. 3 EOS40D撮影)