前月の7月22日の診察結果は感染症による膀胱炎。
三日間服用した「レボフロキサシン500mg」のおかげで痛みはすっかり消えて排尿はとてもスムーズになった。
このときの診察の際に医師が云った言葉。
「再び、何かおかしな下の病と思ったら、専門家の泌尿器科の門を叩いてください」と云われていた。
気がかりだったのは高齢男子であれば、誰にでも発症する下の病気である。
大腸炎、膀胱炎、服用した薬剤などでネットをぐぐっていたら、必ずでてくる前立腺肥大症の疑い、である。
66歳の私はいずれ経験するだろうと思っていた成人疾病。
旭化成ファーマのデータによれば50歳で3割。
60歳で6割、70歳で8割、80歳で9割の発症である。
高齢になるにつれて膀胱直下にある前立腺が大きくなり、中を通る尿道を圧迫し、尿の排出を悪くするのである。
前回の痛みほどではないか違和感がある。
それを感じたのは前々日の8月3日。
なんとなく「出」が悪くなったという感じだ。
出始めはやや痛。
排尿が始まれば痛みはない。
ところが残尿感があってスッキリしない。
スッキリしないのにまったく出ないのでトイレから離れる。
しばらくすれば尿意をもよおすという具合だ。
前回の膀胱炎にはなかった残尿感に、もしやと思ったわけだ。
次の日の8月4日はより頻繁にもよおす。
トイレに座ってもなかなか出ない。
出るときにはやや痛み。
辛くはないが、違和感が高まる一方。
排尿量は少なく残尿感。
その繰り返しに嫌になるが。我慢できないわけではない。
明日になれば治るであろうと期待した翌日。
まったく同じだ。
これはもう医者に行くしかない。
朝一番でなくてもいい。
朝の作業を済ませてでかけた病院は2年ぶりの田北病院。
平成27年7月10日に発症したうっ血性心不全に緊急入院した病院だ。
原因は心臓の僧帽弁逸脱による弁膜異常である。
手術は転院した病院で処置したが、お世話になった病院である。
その後は通院もしていないから診察カードを挿入しても弾かれる。
総合受付に申し出たが受付却下。
というのは、膀胱炎は泌尿器科。
本日は診察日でないから泌尿器科の医師はいない。
先月、診察してもらったかきざきクリニックの処方箋を提示して、そのときの医師からはおかしくなったら専門の泌尿器科を勧められたからここへ来たと伝えるが・・・。
前日の金曜日であれば泌尿器科の医師に診てもらうことは可能であった。
土曜日では診察科目もないことは予め調べて存じていたが、クリニックの医師は内科医師であったが、細菌を退治してくれる抗生剤を処方してくれた。
田北病院も内科医師はおられる。
尿検査をしてちょちょいと処方箋。
それで良いと思っていた。
受付していた事務員さん。
先輩らに相談しながら受付してくださった答えは専門病院の紹介である。
住まいする大和郡山にある泌尿器科専門のH泌尿器科クリニックだ。
ここなら午前中であれば診てくださると紹介してくださっていたそのときだ。
受付していた職員さんに院内電話がかかった。
実は、本日同曜日であるが、入院患者さんを診るために出勤していたというのだ。
専門の医師から直接連絡があって診てあげましょうということになった。
ありがたいことである。
早速、手渡された尿検査紙カップと問診票。
とにかく急ぎたい排尿である。
毎日のことであるが、残尿感はあったとしても服用している利尿剤の関係で尿意をもよおしてきた。
先に急ぐトイレで収集。
排尿は少しで十分。
と、いっても本日はごく少量しか出ない。
尿検査受付ボックスに提出してから問診リストにこれまでの経緯や、病歴、入院処置歴などを記入する。
診察受付に提出したら看護師さんが「腰は痛いですか」と問われる。
腰痛はまったくない。
尿道の痛さだけである。
腰痛があれば、何か違う別の病名がつくのだろうと思った。
待ち時間に体温を測る。
結果は36.7度。
平熱である。
血圧、脈拍数値である。
血圧は128-71。
心拍数は45拍。
私にとっては普段の血圧に心拍数。
起床時、食後に測ったときとほとんど変わらない。
診察まで時間がかかりますよと云われていた。
ところが予想に反して早くも呼び出される。
その部屋には器械設備がある。
診てくださる泌尿器科医師はM医師。
腰に痛みはありますかと再度尋ねられるが、今度もありませんとはっきり答える。
症状を伝えて検査が始まった。
その前に言われたのが尿検査の結果である。
なんと、血が混じっているという。
7月に診てもらったKクリニックは菌があると云われていたが、血の混じりはなかった。
こりゃぁ、もうほんまもんの病気。
血の混じりは内痔核からなのか膀胱からなのか。
それとも腎臓か尿道結石・・・。
そのベッドに横たわって背中をみせてくださいという。
背中そのものを診るのではなくエコー検査である。
冷たいジュレ・・ではなく主成分が水分のゼリー状剤を塗って受け取る超音波をきちんと採取できるようにする方法である。
今から始める検査は腎臓の状態である。
一通りされたら特に問題はない、という。
さて、問題は表側だ。
上向きに向きをかえて、今度はお腹の部分のエコー。
つまりは膀胱辺りの検査である。
画像を見るなり、結石の疑いは見られないが、前立腺が一般的な大きさでなく大きいという。
部屋を替えて診察室へ移動する。
先ほどエコー検査をプリントした結果映像をもって説明される。
腎臓については綺麗なものですが、前立腺が40gもあるという。
映像だけでグラム数が云えるなんてすごいなぁ、と感心している場合ではない。
特に問題を起こしていない一般的な男性の前立腺は平べったい形だそうだ。
それが結果映像をみれば丸い形。
はっきりとわかる球体のようなものだ。
問題のない場合の前立腺は10g~15gの範囲内だそうだ。
それと比較したら2~3倍の大きさ。
大きくなるにつれて尿道を圧迫するのである。
仮に前立腺が100gになれば外科手術処置を要する。
また、39度以上の高発熱の場合は緊急処置に入院加療する点滴処置になるという。
現状は常々でもなく、腰痛もないことから薬剤投の処置で経過を診ましょうということになった。
ちなみに私の場合は低心拍処置に毎日服用する利尿剤と一日に飲用する水分量との関係がある。
水分は一日に1リットル。
塩分は6g。
それがインプットの制限条件である。
先月に受診したKクリニックでも云われた水分補給。
利尿剤を服用しているので、それは無理と返したが、本日、診察してくださった医師は云う。
それなら増量水分量は200ミリリットルだけでもしてください、という。
それなら大丈夫と判断して増量するが、その件については念のため通院している循環器内科医師にも報告しておきますと話した。
来週の8日は3カ月ぶりの通院日。
丁度いい具合である。
診察を終えて会計処理の受付。
そこで待っていたら診察していたときの看護師さんがやってきた。
実は尿検査したときの尿量が少なくて、深い検査をしておきたいのでもう一度お願いしますと云われた。
そうそうたやすく出ない私の尿量であるが、トイレに入ったとたんに尿意をもよおした。
会計を済ませて調剤薬局へ行く。
薬をもらうのは何年ぶりになるんだろうか。
調剤薬局は昔も今も変わらないが名前が違うように思える。
薬局看板もそうなっていたがJibun(自分)薬局になっていた。
ここでも問われるお薬手帳はお持ちですか、に対して、「ありません」である。
お薬手帳はなくとも、心臓病の「おくすり説明書」や前回に処方してもらったクリニックの「おくすり説明書」も持ってきている。
これで十分であると思っている。
薬局受付に医師の処方した指示書を提出すれば、ジェネリック医薬品でよろしいでしょうかと問われる。
それで十分ですと答えたら「レボフロキサシン錠500mg(DSEP)」に「タムスロシン塩酸塩OD錠0.2mg(サワイ)」を適用された。
レボフロキサシン錠は細菌の増殖を抑えて感染症を治療する抗生剤。
タムスロシン塩酸塩OD錠は前立腺の緊張を緩めて尿を出しやすくする薬である。
そういう薬の説明をしてくれた薬剤師さんの顔ははっきりと覚えている。
年数が経ったのかどこでお会いして何を喋っていたのか記憶がどこかに飛んでいる。
その薬剤師さんも私の顔を覚えているという。
どちらも特徴のある顔なんだろうか。
名札を見れば記憶にないお名前だ。たしかHさんではないでしょうか、と言えば、そうですという。
記憶は合っていた。
ここの薬局でも応対してくださった薬剤師さんは6年前まで勤務していた市の施設の市民交流館で話したことがある人だった。
尤も受付・管理していた貸会議室のお申込みの際の立ち話だったと思う。
それから子供も生まれたということも聞いた覚えがある。
そう、前回にお会いしたときは身重だった。
結婚されたことはその姿でわかっておめでとうございますと伝えたことを覚えている。
その子供も今はお二人になったそうだ。
処方してもらった薬はそれから毎日の服用。
9日の朝は傷みもなくジョンジョロリン放出される排尿に歓びを感じた。
ちなみに田北病院もjibun(自分)薬局もクレジットカードで支払いが可能であることを付記しておく。
(H29. 8. 5 SCAN)
三日間服用した「レボフロキサシン500mg」のおかげで痛みはすっかり消えて排尿はとてもスムーズになった。
このときの診察の際に医師が云った言葉。
「再び、何かおかしな下の病と思ったら、専門家の泌尿器科の門を叩いてください」と云われていた。
気がかりだったのは高齢男子であれば、誰にでも発症する下の病気である。
大腸炎、膀胱炎、服用した薬剤などでネットをぐぐっていたら、必ずでてくる前立腺肥大症の疑い、である。
66歳の私はいずれ経験するだろうと思っていた成人疾病。
旭化成ファーマのデータによれば50歳で3割。
60歳で6割、70歳で8割、80歳で9割の発症である。
高齢になるにつれて膀胱直下にある前立腺が大きくなり、中を通る尿道を圧迫し、尿の排出を悪くするのである。
前回の痛みほどではないか違和感がある。
それを感じたのは前々日の8月3日。
なんとなく「出」が悪くなったという感じだ。
出始めはやや痛。
排尿が始まれば痛みはない。
ところが残尿感があってスッキリしない。
スッキリしないのにまったく出ないのでトイレから離れる。
しばらくすれば尿意をもよおすという具合だ。
前回の膀胱炎にはなかった残尿感に、もしやと思ったわけだ。
次の日の8月4日はより頻繁にもよおす。
トイレに座ってもなかなか出ない。
出るときにはやや痛み。
辛くはないが、違和感が高まる一方。
排尿量は少なく残尿感。
その繰り返しに嫌になるが。我慢できないわけではない。
明日になれば治るであろうと期待した翌日。
まったく同じだ。
これはもう医者に行くしかない。
朝一番でなくてもいい。
朝の作業を済ませてでかけた病院は2年ぶりの田北病院。
平成27年7月10日に発症したうっ血性心不全に緊急入院した病院だ。
原因は心臓の僧帽弁逸脱による弁膜異常である。
手術は転院した病院で処置したが、お世話になった病院である。
その後は通院もしていないから診察カードを挿入しても弾かれる。
総合受付に申し出たが受付却下。
というのは、膀胱炎は泌尿器科。
本日は診察日でないから泌尿器科の医師はいない。
先月、診察してもらったかきざきクリニックの処方箋を提示して、そのときの医師からはおかしくなったら専門の泌尿器科を勧められたからここへ来たと伝えるが・・・。
前日の金曜日であれば泌尿器科の医師に診てもらうことは可能であった。
土曜日では診察科目もないことは予め調べて存じていたが、クリニックの医師は内科医師であったが、細菌を退治してくれる抗生剤を処方してくれた。
田北病院も内科医師はおられる。
尿検査をしてちょちょいと処方箋。
それで良いと思っていた。
受付していた事務員さん。
先輩らに相談しながら受付してくださった答えは専門病院の紹介である。
住まいする大和郡山にある泌尿器科専門のH泌尿器科クリニックだ。
ここなら午前中であれば診てくださると紹介してくださっていたそのときだ。
受付していた職員さんに院内電話がかかった。
実は、本日同曜日であるが、入院患者さんを診るために出勤していたというのだ。
専門の医師から直接連絡があって診てあげましょうということになった。
ありがたいことである。
早速、手渡された尿検査紙カップと問診票。
とにかく急ぎたい排尿である。
毎日のことであるが、残尿感はあったとしても服用している利尿剤の関係で尿意をもよおしてきた。
先に急ぐトイレで収集。
排尿は少しで十分。
と、いっても本日はごく少量しか出ない。
尿検査受付ボックスに提出してから問診リストにこれまでの経緯や、病歴、入院処置歴などを記入する。
診察受付に提出したら看護師さんが「腰は痛いですか」と問われる。
腰痛はまったくない。
尿道の痛さだけである。
腰痛があれば、何か違う別の病名がつくのだろうと思った。
待ち時間に体温を測る。
結果は36.7度。
平熱である。
血圧、脈拍数値である。
血圧は128-71。
心拍数は45拍。
私にとっては普段の血圧に心拍数。
起床時、食後に測ったときとほとんど変わらない。
診察まで時間がかかりますよと云われていた。
ところが予想に反して早くも呼び出される。
その部屋には器械設備がある。
診てくださる泌尿器科医師はM医師。
腰に痛みはありますかと再度尋ねられるが、今度もありませんとはっきり答える。
症状を伝えて検査が始まった。
その前に言われたのが尿検査の結果である。
なんと、血が混じっているという。
7月に診てもらったKクリニックは菌があると云われていたが、血の混じりはなかった。
こりゃぁ、もうほんまもんの病気。
血の混じりは内痔核からなのか膀胱からなのか。
それとも腎臓か尿道結石・・・。
そのベッドに横たわって背中をみせてくださいという。
背中そのものを診るのではなくエコー検査である。
冷たいジュレ・・ではなく主成分が水分のゼリー状剤を塗って受け取る超音波をきちんと採取できるようにする方法である。
今から始める検査は腎臓の状態である。
一通りされたら特に問題はない、という。
さて、問題は表側だ。
上向きに向きをかえて、今度はお腹の部分のエコー。
つまりは膀胱辺りの検査である。
画像を見るなり、結石の疑いは見られないが、前立腺が一般的な大きさでなく大きいという。
部屋を替えて診察室へ移動する。
先ほどエコー検査をプリントした結果映像をもって説明される。
腎臓については綺麗なものですが、前立腺が40gもあるという。
映像だけでグラム数が云えるなんてすごいなぁ、と感心している場合ではない。
特に問題を起こしていない一般的な男性の前立腺は平べったい形だそうだ。
それが結果映像をみれば丸い形。
はっきりとわかる球体のようなものだ。
問題のない場合の前立腺は10g~15gの範囲内だそうだ。
それと比較したら2~3倍の大きさ。
大きくなるにつれて尿道を圧迫するのである。
仮に前立腺が100gになれば外科手術処置を要する。
また、39度以上の高発熱の場合は緊急処置に入院加療する点滴処置になるという。
現状は常々でもなく、腰痛もないことから薬剤投の処置で経過を診ましょうということになった。
ちなみに私の場合は低心拍処置に毎日服用する利尿剤と一日に飲用する水分量との関係がある。
水分は一日に1リットル。
塩分は6g。
それがインプットの制限条件である。
先月に受診したKクリニックでも云われた水分補給。
利尿剤を服用しているので、それは無理と返したが、本日、診察してくださった医師は云う。
それなら増量水分量は200ミリリットルだけでもしてください、という。
それなら大丈夫と判断して増量するが、その件については念のため通院している循環器内科医師にも報告しておきますと話した。
来週の8日は3カ月ぶりの通院日。
丁度いい具合である。
診察を終えて会計処理の受付。
そこで待っていたら診察していたときの看護師さんがやってきた。
実は尿検査したときの尿量が少なくて、深い検査をしておきたいのでもう一度お願いしますと云われた。
そうそうたやすく出ない私の尿量であるが、トイレに入ったとたんに尿意をもよおした。
会計を済ませて調剤薬局へ行く。
薬をもらうのは何年ぶりになるんだろうか。
調剤薬局は昔も今も変わらないが名前が違うように思える。
薬局看板もそうなっていたがJibun(自分)薬局になっていた。
ここでも問われるお薬手帳はお持ちですか、に対して、「ありません」である。
お薬手帳はなくとも、心臓病の「おくすり説明書」や前回に処方してもらったクリニックの「おくすり説明書」も持ってきている。
これで十分であると思っている。
薬局受付に医師の処方した指示書を提出すれば、ジェネリック医薬品でよろしいでしょうかと問われる。
それで十分ですと答えたら「レボフロキサシン錠500mg(DSEP)」に「タムスロシン塩酸塩OD錠0.2mg(サワイ)」を適用された。
レボフロキサシン錠は細菌の増殖を抑えて感染症を治療する抗生剤。
タムスロシン塩酸塩OD錠は前立腺の緊張を緩めて尿を出しやすくする薬である。
そういう薬の説明をしてくれた薬剤師さんの顔ははっきりと覚えている。
年数が経ったのかどこでお会いして何を喋っていたのか記憶がどこかに飛んでいる。
その薬剤師さんも私の顔を覚えているという。
どちらも特徴のある顔なんだろうか。
名札を見れば記憶にないお名前だ。たしかHさんではないでしょうか、と言えば、そうですという。
記憶は合っていた。
ここの薬局でも応対してくださった薬剤師さんは6年前まで勤務していた市の施設の市民交流館で話したことがある人だった。
尤も受付・管理していた貸会議室のお申込みの際の立ち話だったと思う。
それから子供も生まれたということも聞いた覚えがある。
そう、前回にお会いしたときは身重だった。
結婚されたことはその姿でわかっておめでとうございますと伝えたことを覚えている。
その子供も今はお二人になったそうだ。
処方してもらった薬はそれから毎日の服用。
9日の朝は傷みもなくジョンジョロリン放出される排尿に歓びを感じた。
ちなみに田北病院もjibun(自分)薬局もクレジットカードで支払いが可能であることを付記しておく。
(H29. 8. 5 SCAN)