いつ停止してもおかしくないバッテリー上がり。
ブースター接続に起動したものの、不安しかない。
ヒヤヒヤしながらも走った10km。
十分な充電ができよう・・。
次に向かうは、天理市山田町・下山田。度々、お世話になっているSさん。
玄関にしめ縄をかけていた。
その一部に、昨年の元日に拝見した三角の形で設えた藁つくり。
今年もされていた。
一番星明けの明星の正月迎えの鏡餅を供える場ができていたので、いつされるのか聞いてみた。
なんなら今からでもしてあげよう、といってくれた
小餅は2段重ねの鏡餅。
「ニコニコ、仲睦まじく」の名がある10個連なる吊るし柿から串ごと2個取りした串柿。
蜜柑は大きいからはみ出し。
本来なら夜半にされているのだが、せっかく来てくださったんだから、してやりや、と奥さんの声。
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午後4時過ぎにしてくれたのがありがたい。
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この場を借りて厚く御礼申し上げる次第だ。
おまけに、これもしてあげようと、室内で見せてくださったイタダキの膳。
かつては赤膳に盛っていたそうだが、たいそうになってきたことから、現在はSさん手つくりの台に載せた。
珍しいのは餅重ね。
一般的な2段の鏡餅でなく、S家は薄くつくった餅を5枚重ね。
上は大きく、下は小さく。
逆三角錐形の餅重ねは末広がり。
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お家の繁盛が末永く、と願う形だそうで、昔はもっと大きかった、という。
今年の恵方(※さいとくしんと呼ぶ歳徳神)に向けてイタダキする時間帯は、午前0時すぎから。
イタダキをしたら、若水でつくった雑煮を食べる。
ちょっと取ったおすそ分けの雑煮の具。
その一部を一番星明けの明星の正月迎えの棚に追加する。
それを済ませてから、大とんどの火で迎える春日神社に出かけて初詣。
役に就いていた宮守さんらとおめでとうしてから帰宅。
午前1時には就寝し、元日の朝は、講中になっている関係から三輪神社に初詣に出かける。
イタダキにもう一つ。
閏年の場合は、餅を13個にする月の数の餅。
てっぺんに三日月の餅。
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その他、用意はできなかった一升桝も。
頒布されたお伊勢さんのお札を桝に立て、内側に財布を入れるそうだ。
お礼を伝えて下山田を離れ、帰路に就こうと思いハンドルをにぎったそこに見える夕景。
雪が積もった下山田の田園地。
真っ白な情景に、カメラを構えた。
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刻々と変化する下山田の景観。
集落が、今まさに暗闇に包まれようか、という午後5時直前の時間帯は、今まさに「山眠る」。
除夜の鐘が鳴る大晦日の日暮れ時に、電話が鳴った。
写真家Kさんからの緊急連絡だ。
砂モチ調査に伺った天理市長滝。
今はしていない、とわかった長滝の民俗である。
カラスのモチなら今からしてやる、と云われて急遽、取材することになった。
翌年には90歳になるおばあさんの心に惹かれて、山の上にあるお家にたどり着いた。
その場で作ってくれたカラスのモチ。
藁ズトのようなものを2本。
両方とも、餅を6個ずつ入れて柿の木に吊るす。
消防団の火の見やぐらがある筋の急な坂道を登りつめたどんつき。
柿の木の枝に吊るしているそうだ。
初祈祷行事から、秋祭り、座分け、正月ドーヤ、カンジョウナワ、オコナイ、コンコンサン、閏庚申に涅槃さんも取材していた長滝の地。
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場がどこであるのか、すぐにわかったが、今からでは暗闇の地。
急遽、決めた正月二日に訪問するつもりだ。
(R2.12.31 SB805SH/EOS7D撮影)
ブースター接続に起動したものの、不安しかない。
ヒヤヒヤしながらも走った10km。
十分な充電ができよう・・。
次に向かうは、天理市山田町・下山田。度々、お世話になっているSさん。
玄関にしめ縄をかけていた。
その一部に、昨年の元日に拝見した三角の形で設えた藁つくり。
今年もされていた。
一番星明けの明星の正月迎えの鏡餅を供える場ができていたので、いつされるのか聞いてみた。
なんなら今からでもしてあげよう、といってくれた
小餅は2段重ねの鏡餅。
「ニコニコ、仲睦まじく」の名がある10個連なる吊るし柿から串ごと2個取りした串柿。
蜜柑は大きいからはみ出し。
本来なら夜半にされているのだが、せっかく来てくださったんだから、してやりや、と奥さんの声。
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午後4時過ぎにしてくれたのがありがたい。
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この場を借りて厚く御礼申し上げる次第だ。
おまけに、これもしてあげようと、室内で見せてくださったイタダキの膳。
かつては赤膳に盛っていたそうだが、たいそうになってきたことから、現在はSさん手つくりの台に載せた。
珍しいのは餅重ね。
一般的な2段の鏡餅でなく、S家は薄くつくった餅を5枚重ね。
上は大きく、下は小さく。
逆三角錐形の餅重ねは末広がり。
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お家の繁盛が末永く、と願う形だそうで、昔はもっと大きかった、という。
今年の恵方(※さいとくしんと呼ぶ歳徳神)に向けてイタダキする時間帯は、午前0時すぎから。
イタダキをしたら、若水でつくった雑煮を食べる。
ちょっと取ったおすそ分けの雑煮の具。
その一部を一番星明けの明星の正月迎えの棚に追加する。
それを済ませてから、大とんどの火で迎える春日神社に出かけて初詣。
役に就いていた宮守さんらとおめでとうしてから帰宅。
午前1時には就寝し、元日の朝は、講中になっている関係から三輪神社に初詣に出かける。
イタダキにもう一つ。
閏年の場合は、餅を13個にする月の数の餅。
てっぺんに三日月の餅。
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その他、用意はできなかった一升桝も。
頒布されたお伊勢さんのお札を桝に立て、内側に財布を入れるそうだ。
お礼を伝えて下山田を離れ、帰路に就こうと思いハンドルをにぎったそこに見える夕景。
雪が積もった下山田の田園地。
真っ白な情景に、カメラを構えた。
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刻々と変化する下山田の景観。
集落が、今まさに暗闇に包まれようか、という午後5時直前の時間帯は、今まさに「山眠る」。
除夜の鐘が鳴る大晦日の日暮れ時に、電話が鳴った。
写真家Kさんからの緊急連絡だ。
砂モチ調査に伺った天理市長滝。
今はしていない、とわかった長滝の民俗である。
カラスのモチなら今からしてやる、と云われて急遽、取材することになった。
翌年には90歳になるおばあさんの心に惹かれて、山の上にあるお家にたどり着いた。
その場で作ってくれたカラスのモチ。
藁ズトのようなものを2本。
両方とも、餅を6個ずつ入れて柿の木に吊るす。
消防団の火の見やぐらがある筋の急な坂道を登りつめたどんつき。
柿の木の枝に吊るしているそうだ。
初祈祷行事から、秋祭り、座分け、正月ドーヤ、カンジョウナワ、オコナイ、コンコンサン、閏庚申に涅槃さんも取材していた長滝の地。
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場がどこであるのか、すぐにわかったが、今からでは暗闇の地。
急遽、決めた正月二日に訪問するつもりだ。
(R2.12.31 SB805SH/EOS7D撮影)