マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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写真展「私がとらえた大和の民俗(10)」の当番日に温かいもてなしに辛い別れも・・

2024年11月02日 07時46分58秒 | しゃしん(県立民俗博物館展示編)
本日も当番日。

残り一週間を切った3月21日に、写真展「私がとらえた大和の民俗(10)」に、知人たちは来てくれるだろうか。

27日がラストデイまでに、記憶に残しておきたい情景はあるだろうか。

以前に撮らせてもらった情景に、県立大和民俗公園内に移設した古民家の壁や屋根の文様を収めていた

手持ちのカメラは携帯電話のカメラ。

意図する映像にはならない、と思うが、記録は記録。

思い出に消える残像ではなく、カメラに収めて、何度も拝見したい、今の記録に選んだ古民家の窓。



旧くなった木枠や桟にも紋様がある。

その文様からわかる樹木の木目。

とてもじゃないが、専門家の知恵を頼らなければ・・・

映像的なお気に入りは、「目」である。

枝が、まさにそこにあった標の「目」。

よくよく見れば、格子の長さが届いていない。

目隠しに風通しの機能をもつ格子窓

築造してから何年間もかけて朽ちていく格子。



その格子を、動かないようにしてるんじゃない、と思った土の粘土。

へぇー、そんなのが、あったんだ。

陽光がさす日であれば、座敷に影絵が出現する格子窓。

カメラマンが、ついシャッターを押したくなる陰が織りなす紋様は、今日は光もなく、ざ・ん・ね・ん、な日だった。

写真展を知って来ていただいているのか、それとも県立大和民俗公園に散歩。



或いは矢田山から歩いていきたハイカーの人たちか。

人だかりに気がつかず、吸い込まれるように入園してのか・・・

展示している写真のどこかに、感心をもっていただければ、と思っている。

じっと、佇んで見ているかたは、何かを買似たのだろう。

そっと声をかけてあげる。

これは、なんですか、との問いに応えてあげる作者の思い。

訪問者たちは、写真になにかの共通点を見つけてくれるだろう。

午後1時から4時までの当番を知ってこられた知人たち。

なんと、今年、二月堂修二会観音さんに捧げた壇供餅を差し入れにきた、というNさんにありがとう。



わざわざ持参してくださった貴重な餅は壇供餅。

真空パックの脱酸素剤付きの東大寺修二会に奉じた壇供餅

ありがたや、ありがたや・・

もちろん写真展にいらしたわけだから、一枚、一枚を丹念に拝見するNさんも、またカメラマン。

当会に入ってもらって協力願いをしたが、民俗分野は難しい、との判断でお断りされた。

次の来訪者は、神出鬼没のTさん。

奈良県だけでなく、三重県など多くの他府県まで足を運んで撮ってきた映像は、まさに写真家にとっては、これぞ外してならない民俗の伝統行事の撮影。

大都会に出るときもあるTさん。

とらえる映像は、フットワークを生かした撮影に、同時に収録する動画も数多く・・。

的を得た動画は舐めるようなアングルがいい。

次の来訪者は、写真展は知らず広い園地に建物群がある、と知って訪れた大淀町でお仕事されているFさん夫妻。

なんと、私も存じている同じ大淀町から来られたKさん、と出会った。

ご互い、申しわせたように遭遇したが、たまたまの出逢いである。

Kさんは、大淀町大岩で写真展をしないか、と声をかけてくださった恩人。

またまた来られた方もまた、長年のお付き合い。

藍染の大先生であるNさんもまたわざわざ持参してくださったお家の成果物。

藍染でなく、藍染仕事をしているお家の庭に育ち、たわわに実った柑橘類の八朔。

もぎ取った、とれとれの八朔を差し入れしてくださった。

また、またの来訪者は、長女筆頭に、長男と乳母車の赤ちゃんとともに来てくださったF夫妻。

なにかにつけて気をかけてくれるFさんは、行事の取材地で知り合った、当時のマツリの役目は門外地区の布団太鼓台を指揮する青年団副団長

そのころは、独身だったが、こうして連れてきた子どもたちの父親に・・。

しかも、今日は寒いだろう、とコンビニエンスストアニで買ってきた温かいお茶とコーヒーを差し入れてくれた。



ラストデイまでに、と急いでやってきたデイプルのMさんも来訪してくれた。

みなさん方には、来訪記念に、当写真展の「私がとらえた大和の民俗(10)」をまとめた図録を献本した。

また、時間ともなれば、県立民俗博物館としては併設の大和民俗公園内にある古民家の戸閉作業がある。

つまりは、これにて閉店ガラガラであるが、その戸閉をする女性職員には、自前の携帯電話で撮った山添村毛原の桃の節句をとらえたプリント一枚をもらっていただいた。

えーんですか、にどうぞと差し上げた、そのプリントもいい記念になってくれば・・・

ところで、ここ数年間にわたって博物館・学芸員業を勤めたMさんとは、ここでお別れだ。

ある事情で辞めざるを得なくなった退職。

数日後には、東京行き。

応募した東京の博物館施設に勤務することになったが、週4日間の一年契約職員に就く。

転居については、実家がある東京。

Mさんと相方のTさんとともに、支えてくれた博物館事業。

「私がとらえた大和の民俗(10)」が〆になったが、私にとっては、佳き時代に取材してきたさまざまな民俗記録ができたのも、県立民俗博物館があってこそ。

先に、定年満了で退職された学芸課長のSさんに、奈良絣など織物に関しては専門的技術をお持ちのYさんも、定年後は再任用勤めしていたが、今月いっぱいで退職に・・



寂しくなるなぁ。

(R4. 3.21 SB805SH 撮影)