マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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生前整理に見つかった暮らしの民俗②家族の記録写真に母親や祖母が使っていた当時の暮らし用具

2024年11月06日 07時23分58秒 | 民俗あれこれ
撤去に回収のリサイクル業者さんが見つけてくださったお宝ものに家族、母親、祖母に私ら兄弟の記録写真がある。

懐かしい、幼児の時代の実弟次男。

昔に住んでいた大阪空襲に焼け出された市民。

罹災した人たちのために建築された大阪市営住宅の暮らしぶり。

左右にある団体写真は実弟三男が学業していた小学校の団体写真。

これらの写真は、私的ブログの「マネジャーの休日余暇(ブログ版)」のカテゴリー「望郷」に公開したいが、きっちり調べて文章化する時間の確保がまだまだ・・・先になりそうだ。

いずれは、生前整理シリーズも、また「望郷」や「あれこれ民俗」に、組み込むことになるだろう。

えっ、我が家でもコウジブタがあったんだ。

「田中」の名も書き入れていたコウジブタ(麹蓋)

遠い記憶に遺る餅つき。

お向かいさんの宮本家とともに餅を搗いていた。

モチ米はどうしたのか、その記憶はない。

宮本家が所有する杵と臼。

昔も今も変わらぬ石造りの石臼。

石臼は、花崗岩のような岩石紋様だったろう。

餅つきは宮本家のご主人や長兄が搗いていた、と思う。

そのときの時代に、うちの親父がおったのか、それも記憶にない。

搗いた餅はたぶん分けてもらったかも・・・



座敷に新聞紙を広げて、その場においたコウジブタ

奈良の民俗文化を調査していると、聞き取り話者のみなさん一様にコゥジュウタ(或いはコジュウタ)と呼んでいる

コウジブタは、麹をつくる際に要した道具。

暮らしていくうちに訛ったコゥジュウタ、に・・。

もう一品は、電熱器。



製品プレートの文字は掠れることなく、美鈴な電熱器。

つい、この前まで使っていたかのような汚れもなく、今でも使えそうな電熱器コンロの販売会社は「アイデアル電熱器」。



製造は「松村電熱器製作所」


ネット調べにわかった「アイデアル電熱器」の、現在社名は「アイデアルヒーター工業株式会社」。

なんと創業は大正7年。大阪・玉造で製造・営業していた「松村電機株式会社」。

昭和47年に「松村電熱器製作所」を設立後、平成14年に「アイデアルヒーター工業株式会社」に社名変更、と同時に大阪・日本橋に移転、現在も操業している、と発信していた。

ちなみに同製品だと思われる電熱器コンロは、オークションに見つけたが価格は不明だった。

(R4. 3.22、23 SB805SH 撮影)