マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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葛木御歳神社祈年祭の湯立神事

2015年11月14日 08時13分24秒 | 御所市へ
この日は雨で中止となった自然観察会。

急遽、行き先を御所市に切り替えた。

何年も前から訪問したかった東持田の御歳山に鎮座する葛木御歳神社。

祈年祭に湯立神事を斎行される。

雨にも拘わらず傘をさして訪れていた大勢の参拝者。

俳句の会の方々だ。

この日行われる祈年祭は「としごいのまつり」。

年の初めに豊作を祈願する。

初々しくもこの年初めてデビューする巫女さんは二人。

おぼこい(初々しいの俗語)ように見えるが高校一年生だ。



緊張した面持ちで、拝殿内および拝殿前におられる参拝者を鈴で祓ってくださる。



祓ってもらった参拝者は大幣を受け取る。

祈年祭神事を終えれば場を替えて湯立神事が行われる。

境内前庭に設えた四方忌竹で囲んだ神事の場。

境内は雨だまりだ。

周りを囲むように見守る参拝者は傘をさしていた。

湯釜に向かい拝礼し祝詞を奏上する東川宮司。



雨に打たれながらも斎行される。

洗い米、酒、塩を湯釜に注いで清めてからクマザサを持つ。



湯に浸けて大きく上方に掲げ両手に広げる。

南、西、北、東に向かって同じ所作をする。



四方を祓う湯立神事はこれまで数々の「御湯」神事を拝見してきた県内各地で行われる所作とは若干違うように感じた。

この所作は東川流だと話していた宮司。

まるで天を仰ぐような所作だと思った。



四方を祓ったクマザサで参拝者も祓ってくださるありがたい湯祓い。

この場を借りて東川宮司に厚く御礼申しあげる。

詳しくは葛木御歳神社HPの「鎮守の森から」ブログにアップされているので参照されたい。

(H27. 2. 8 EOS40D撮影)


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