田植えであっても、田畑に野菜などを植えても、そのときは「毛掛ける」という。
藺生に住むMさんはそう話す。
禰宜さんが神事を行う奈良市都祁藺生町の葛神社の毛掛参籠は村行事。
藺生すべての田植えを終えた村人たちが神社に集まってきた。
手には持ってきた風呂敷包み。
それには家で作った手料理弁当が入っている。
この日の参籠はその料理をいただいて籠る。
村神主の禰宜さん、一年神主の社守さんに役員たちは神座に座って神事が始まった。
修祓、献饌、祝詞奏上、玉串奉奠、撤饌と一連の神事を見守る村の人たちは参籠所からだ。
一礼の作法は参籠所の人たちとともに行われ頭を下げる。
すべての田植えが終わったことを奉告、実りの祭典を執行した禰宜さんは氏子たちにその旨を伝える。
このあと、会食とともに参籠所で毛掛参籠となる。
ちなみに植え付けることを「ケをかける」という。
それが「ケカケ」である。
「ケカケ」を漢字に充てれば「毛掛」となる。
「毛」は実を付ける作物全般に対していわれるものだ。
田植えを済ませて、秋には稲穂の実ができるようにと願う行事が「毛掛」なのである。
(H24. 5.27 EOS40D撮影)
藺生に住むMさんはそう話す。
禰宜さんが神事を行う奈良市都祁藺生町の葛神社の毛掛参籠は村行事。
藺生すべての田植えを終えた村人たちが神社に集まってきた。
手には持ってきた風呂敷包み。
それには家で作った手料理弁当が入っている。
この日の参籠はその料理をいただいて籠る。
村神主の禰宜さん、一年神主の社守さんに役員たちは神座に座って神事が始まった。
修祓、献饌、祝詞奏上、玉串奉奠、撤饌と一連の神事を見守る村の人たちは参籠所からだ。
一礼の作法は参籠所の人たちとともに行われ頭を下げる。
すべての田植えが終わったことを奉告、実りの祭典を執行した禰宜さんは氏子たちにその旨を伝える。
このあと、会食とともに参籠所で毛掛参籠となる。
ちなみに植え付けることを「ケをかける」という。
それが「ケカケ」である。
「ケカケ」を漢字に充てれば「毛掛」となる。
「毛」は実を付ける作物全般に対していわれるものだ。
田植えを済ませて、秋には稲穂の実ができるようにと願う行事が「毛掛」なのである。
(H24. 5.27 EOS40D撮影)