子供の頃、夏祭りが始まると駄賃を持って夜店に行くのが楽しみだった。
夏祭りの盆踊りのお囃子が聞こえてくると懐かしさがあふれてくる。
7月に入ると天川村では次々と各地区毎に夏祭りが行われている。
樹齢400年を越えるという二本の古木杉に守られた南日裏の八坂神社では、大抽選会が催されるなどぎおんさん祭りが最高潮に達している。
抽選会を終えると小雨が降るなか人々は用意した袋を手に持って御供餅撒きに集まってくる。
チュウベイと呼ばれる大きな餅と小さな御供モチが撒かれると手が一斉に伸びる。
朱書きされた当たりのモチを手に入れると賞品が貰えるから激しい競争になる。
陽が沈みとっぷりと暮れると、川合の水分神社、坪内の弁天財社から提灯を手に持った人々が集まってくる。
到着すると次々と提灯を神殿横に据えて、地区の人々は神さんに向かい一心に般若心経を唱えます。
この高張り提灯は三つの地区で相互に行き交い行列をなしてお渡りをする。
始まりは川合の天之水分神社で、二つ目がこの八坂神社。
最後は坪内の天河弁財天社で全提灯が集まるもので、ほぼ一週間おきに順番に祭事される珍しい行事。
高張り提灯献灯祭事を終えると、再び集まった人々が輪になって天川踊りなどの盆踊りが行われる。
昔は一晩中踊ったというが今は数時間ほどで終わるので、年寄りらは寂しくなったと話される。
(H18.7.8 Kiss Digtal N撮影)
夏祭りの盆踊りのお囃子が聞こえてくると懐かしさがあふれてくる。
7月に入ると天川村では次々と各地区毎に夏祭りが行われている。
樹齢400年を越えるという二本の古木杉に守られた南日裏の八坂神社では、大抽選会が催されるなどぎおんさん祭りが最高潮に達している。
抽選会を終えると小雨が降るなか人々は用意した袋を手に持って御供餅撒きに集まってくる。
チュウベイと呼ばれる大きな餅と小さな御供モチが撒かれると手が一斉に伸びる。
朱書きされた当たりのモチを手に入れると賞品が貰えるから激しい競争になる。
陽が沈みとっぷりと暮れると、川合の水分神社、坪内の弁天財社から提灯を手に持った人々が集まってくる。
到着すると次々と提灯を神殿横に据えて、地区の人々は神さんに向かい一心に般若心経を唱えます。
この高張り提灯は三つの地区で相互に行き交い行列をなしてお渡りをする。
始まりは川合の天之水分神社で、二つ目がこの八坂神社。
最後は坪内の天河弁財天社で全提灯が集まるもので、ほぼ一週間おきに順番に祭事される珍しい行事。
高張り提灯献灯祭事を終えると、再び集まった人々が輪になって天川踊りなどの盆踊りが行われる。
昔は一晩中踊ったというが今は数時間ほどで終わるので、年寄りらは寂しくなったと話される。
(H18.7.8 Kiss Digtal N撮影)
7月に入ると奈良豆比古神社で花摘祭が行われます。
花摘祭は別名”涼み”と呼ばれる行事で3日間(初日、中日、千秋楽)続けられます。
平成15年までは一週間続けられていましたが、勤め人が多くなり休暇を取得し辛くなったため、行事内容の簡易化に伴い日程も短縮されています。
稲苗の生育とともに水田に雑草がはびこります。
厳しい夏の暑い時期、雑草をこまめに刈り取りとると身体を休める野休めに入ります。
昔の花摘祭では祭事を終えると、身体を休めるため持ち込んだ枕と布団にもぐり昼寝をしたというが、今はカラオケなどの娯楽宴会に変わっています。
神前の左側には松とサカキを供え、茎軸を北方に向けたサカキの葉を入れたカワラケ皿を台の上に72枚並べ、ひと皿ずつ”神水(こうずい)”を注ぎます。
昼前に時太鼓の合図で老衆らが集まると、神職は無病息災や長寿を祈願します。
そして、宮司は次の時間がくると時太鼓を打ち鳴らします。
時太鼓は朝6時から2時間おきに午後4時まで打たれます。
前打ち2回、後打ちを3回打つと、次に時間を表わす回数を打ち続けます。
遠くまで聞こえる時太鼓は時間を知らせる合図でもあります。
カワラケ皿は時が経つにつれ神水が染み込んでなくなっていくので一日三回交換して足していきます。
太鼓を合図に一刻ごとに水を取り替える所作が花摘祭神事といわれ、野休めとする農事暦と一体化したものを考えられます。
時太鼓所作は見られませんが都祁上深川で行われる「ゲー」でも同じような意味合いや形態が残されており、興味がつきない祭事です。
(H18.7.8 Kiss Digtal N撮影)
花摘祭は別名”涼み”と呼ばれる行事で3日間(初日、中日、千秋楽)続けられます。
平成15年までは一週間続けられていましたが、勤め人が多くなり休暇を取得し辛くなったため、行事内容の簡易化に伴い日程も短縮されています。
稲苗の生育とともに水田に雑草がはびこります。
厳しい夏の暑い時期、雑草をこまめに刈り取りとると身体を休める野休めに入ります。
昔の花摘祭では祭事を終えると、身体を休めるため持ち込んだ枕と布団にもぐり昼寝をしたというが、今はカラオケなどの娯楽宴会に変わっています。
神前の左側には松とサカキを供え、茎軸を北方に向けたサカキの葉を入れたカワラケ皿を台の上に72枚並べ、ひと皿ずつ”神水(こうずい)”を注ぎます。
昼前に時太鼓の合図で老衆らが集まると、神職は無病息災や長寿を祈願します。
そして、宮司は次の時間がくると時太鼓を打ち鳴らします。
時太鼓は朝6時から2時間おきに午後4時まで打たれます。
前打ち2回、後打ちを3回打つと、次に時間を表わす回数を打ち続けます。
遠くまで聞こえる時太鼓は時間を知らせる合図でもあります。
カワラケ皿は時が経つにつれ神水が染み込んでなくなっていくので一日三回交換して足していきます。
太鼓を合図に一刻ごとに水を取り替える所作が花摘祭神事といわれ、野休めとする農事暦と一体化したものを考えられます。
時太鼓所作は見られませんが都祁上深川で行われる「ゲー」でも同じような意味合いや形態が残されており、興味がつきない祭事です。
(H18.7.8 Kiss Digtal N撮影)