
今井浜海岸から大島を望む(3/2撮影)
混乱を内蔵したハイ状態で朝が始まりました。まずは正月料理を何にするかが大問題。何とか治めて朝食完食の後、油断していたらティッシュペーパーを食べ始めていたという具合。
その後は新聞を「おもしろい」と言いながら読み、「私はだんだん良くなっている気がするの。後2、3年は大丈夫だと思うのよね」。そして今度は夕食の心配を始めたので「何が良い?」ときくと「さつぱりしたものかいいわ。テンプラが食べたい」ということで、今度は延々とテンプラの話に。話を切りあげようとおやつに三笠山を半分ずつだすと、「これもテンプラにするといいわよ」とか、新聞の一部を指して「これもいいじゃない」。
せっかくの良い気分を壊しては可哀相なので相づちを適当にうっていたけれど、余りにもくたびれたので何とかせねばと、先日写した写真を見せ始めると「本当に嫌になるのよね」と言われてしまい、思わず怒気を孕んだ声で対応したものだから大変。ハイからの逆振れも激しく、わんわん泣きだしてしまいました。ヘルパーさんには半泣き状態のまま託して外出、戻った時にはにこやかに話していて、いつもながら感謝でした。
その後も訳のわからない話が止まらないので、天気が良いので散歩に誘うと乗り気に。ここからが本日の本当の悲惨さがスタート。外出前のトイレを済まし、車椅子に座ってもらうと、「ちょっと待って。トイレにいっておかなくちゃ」。仕方なく再度ポータブルに座り直し。でも何もでるはずもなく、また車椅子に移動。するとまた「トイレ」。これを繰り返すこと4回。さすがに外出を取り止めました。その後もトイレに行きたがることが止まず、3時から寝るまでに計12回椅子とポータブルの往復を繰り返し、心身共に疲労こんぱい。成果は3回(小)のみでした。
夕食の用意をしている間の3回目の要請に(テンプラを揚げている最中)思わず「また~」と悲鳴に近い声を出すと気を悪くしてしまい、夕食をハンストする決意を固めた様子。馬鹿馬鹿しいので配膳だけはして食べ始めると、テンプラの魅力に抗しがたかったのか一つつまみ、また一つと食べ始め、最終的にはおかわりも。「思ったよりもずーっと美味しかった」と機嫌を直し、今度はハイ状態に。
夕食後楽しそうに話し続け止むことなし。デザートを食べて何とか8時半にベッドインしたもののおしゃべりが止まらず。ここでしくじるともっと悲惨になることは何回も経験済みなのでぐっとこらえて、ベッドサイドで優しく対応。9時すぎに「あなたももう寝ていいわよ」とお許しがでたので別室で様子をみていると、ぶつぶついう声が9時45分の今まで聞こえていました。でもヒステリックに騒ぐ様子もないので間もなく解放されそうです。
それにしても、絶え間なく話し続ける内容の60%は判別不能、35%は聞き取れるけど意味不明に、朝7時から夜9時まで付き合う苦悩。1回の喧嘩(?)や何回か切れそうになったことを神様も許してくれますよね~。
