
「原発都民投票」チラシ
「原発市民(都民)投票」の受任者申請を行って4日目、署名用紙が3日の昼にやっと届きました。地元の世田谷区に住む数組の知人夫婦に署名を依頼すると、この運動を知らなかった人ばかりでしたが、期待通り、署名することに快く合意してくれました。ただ、届けられた署名用紙は20人分。世田谷区以外の人の署名でもよければ知人を総動員して何とかなるかも知れませんが、同じ区の人に限るとなると20人はとても無理。
勿論、集められるだけで良いのですが、3日の午後に近くの駅で街頭署名が行われることを偶然ネットで知り、少しでも多く署名を集めたいと、署名用紙持参で手伝いに行ってきました。
署名活動のために集まったのは男性2人を含む延べ10人(出入りがあった為)程度。女性の殆どが地元の「子供を守る会」のメンバー達で、そのうち2人は赤ちゃんを着包みで抱っこして(!)の参加でした。ごく普通の、どちらかというとお洒落な人達ばかりで、こうした活動に初めて参加する私でも、1人だけ世代が違うとはいえ、違和感無く溶け込むことができました。やはり、子供を持つ女性達は放射能が子供の健康に与える影響と毎日必死で戦っており、声を上げずにはいられないということなのでしょう。
若い男性(街頭署名・地区主催者)のスピーカーを通しての落着いた説明を背に、他の面々は署名用ボードとパンフレットを持って通りを行く人々に呼びかけを開始。始めはまごまごしていましたが、数人に声掛けする内に、署名をしてくれそうな人や反対に絶対に無理そうな人が見ただけでかなり分かってくるようになりました。地域・時間帯の影響があるとは思いますが、今回署名をしてくれたのは殆どが女性で40歳代~50歳代が中心、男性は60歳前後の人がちらほらといったところ、また、同じ年齢層でもタイプで分かれており、とても興味深い体験でした。
2つの駅をはしごして、それぞれで1時間半ずつ計3時間。2時から始まった活動も終わりは5時半になり、最後は凍えそうに寒かったのですが、思ったよりも署名をもらうことができたので思い切って行動してみた甲斐はありました。
それにしても、住民投票を実施するための署名は市区町村単位でしか集められないというのは何故なのでしょう?都民投票であれば、どこの市区町村に属そうとも都民として署名すれば良いのではないかと思うのですが。とっても不思議です。今回も、折角署名しに近寄ってきてくれても、「あ~、世田谷の住民でないとダメなんですね」と言って署名を諦めた方が何人もいました。他県の方で「都民投票ですか。残念だな~」と言う方は致し方ないと思いますが。
周辺の店からの苦情も無く、通り過ぎる人々からも基本的に好意的な反応が多かったこと、署名活動をするのも署名するのも女性が圧倒的に多いというところが、今回の動きの特徴でしょう。原発事故が福島から遠く離れた都民の日常生活にまで大きな影響を及ぼしているということの証ですね。ナデシコたちをなめるなよ~(笑)
署名締め切りの2月9日まであと5日。無効票のことを考慮に入れるとまだまだ足りない状況のようです。来週に入ってお天気が少し崩れるようなので心配です。(四女)
