
JAZZ雑誌で好評なので拾ってみました。1982年生まれのピアニストのデビューアルバムです。
1曲目、出だしからグイグイくる勢い、勢い良すぎて戻れないとこまでいってみたり、アルコのベースは曲調にあわせてわざとピッチをずらしているのかもしれません。
2曲目は、ピアニストが歌うのですが、ちょっと寺尾聡みたいで、悪いかと言うと悪いとはいわない。
4曲目クラシカルな音色も出せますという小品、5曲目も似た感じの奇麗な旋律、アルバム全てこのピアニストの曲です。
イスラエル生まれで現在アメリカで活躍中、中近東、スパニシュなどのエキゾチックなメロディをぐんぐんと弾いて、ちょっとしたミスタッチ、つまらないフレーズなどを演奏は押し切っていきます。
その勢いが気持ちよい、聴いていて楽しいところです。勢いがこちらの思考を押さえつけ、どんどん走るメロディをつみあげます。
ベースは結構演っている人らしいですが、私は初めて、8曲目のソロで破綻するところがあると思うのですがこれもピアノの登場で押し切ります。
introducing / omer klein
Omer Klein : p,vo(M2)
Omer Avital : b,oud(M7)
Ziv Ravitz : ds
Itamar Doari : per
1 Abutbul
2 Malchut
3 Oud Song
4 Unerasable
5 Melody for Alon
6 Mantra
7 Netanya
8 Journey Home
9 Tiul Be'israel
10 Kavana