バイオリンに特に思い入れはありませんが、最近続けざまに聴いて、ジャン・リュック・ポンティを持っていないとおもっていました。ポンティの中古はトリオのアルバムを拾いましたから、それはそれで満足しましたが、この「バイオリン・サミット」はバックアップするリズム隊の音が聴きたくて拾ったアルバムです。
ピアノがケニー・ドリュー、ベースがペデルセン、ドラムスがアレックス・リールという組み合わせ、古いペデルセンとドリューのコンビ大好きでした。
このバイオリンサミットは覚えていませんでしたが、MPSにはこのシリーズが幾つかあった気がします。ALTO SUMMITではリー・コニッツとフィル・ウッズが吹いていたジャケットを思いだしました。
目的はペデルセンとドリューなので、メインのバイオリンの後ろでどこまで聴かせてくれるでしょうか。1966年9月とずいぶん古いサミットです。
4人のバイオリニストの内お二人は存じ上げません。Stuff Smithはたぶんアルバムの中で太い声で冗談いっているおじさんでしょう。グラッペリより一つ年下ですが、このアルバムの翌年58才でなくなってしまいます。
Svend Asmussenと言う人はデンマークの人で、この組み合わせの中では一番おとなしい感じ、後の2人はいつもの通りです。
1曲目は当時はやった、ソウルJAZZの雰囲気を入れたいかにもオープニングの曲、ドリューがバッキングに徹しているのがおもしろく感じます。
2曲目はロリンズの曲でグラッペリとポンティのデュオ、快調な曲でペデルセンのベースラインが楽しい、その後のベースソロは、生ベースの太い、いい音です。
3曲目は知らない2人のデュオ、4曲目はエリントンの有名曲、サミットのような催しは、このように知った曲をそれぞれがどう弾くか愉しみです。
6曲目、Stuff Smithの演奏ですが、ここでリズムとの8バースがあり、ケニーのピアノやペデルセンが聴けるので、目的は達成です。
楽しいサミットっていうのもあるのですね。
Violin Summit
Stuff Smith violin
Stephane Grappelli violin
Svend Asmussen violin
Jean-Luc Ponty violin
Kenw Drew piano
N・H・O・Pedersen bass
Alex Riel drums
1 SUMMIT SOUL
2 PENTUP HOUSE
3 TIMME'S BLUES
4 IT DON'T MEAN A THING
5 PENNIES FROM HEAVEN
6 ONLY TIME WILL TELL
7 HOT TODDY