横浜ジャズプロムナード2008に2日目は、昨日の最後の場所、ランドマークホールから始まります。
1 江籐良人 a.t.m
江藤良人ドラムスひきいるa.t.mというジャンルではロックに分類されているグループで、本来ならば横浜開港記念館の峰厚介からスタートしたいところですが、次と足を考えてここからスタートです。
ある意味新たな刺激になるのでしょうか、パンフには「刺激に飢えた人はこのa.t.mを処すべし、キクぜ!」とあります。
エフェクト一杯の音で始まり、しっかりかっちりと叩くドラムスが気持ちよい、消して嫌いではありません。モンクの“エピストロフィー”から初めてくれたのも好感もてました。
2曲目のオリジナルのあと3曲目もオリジナル“歌謡レゲェ”これは大笑い、ちゃんと演歌から始まって、途中加山雄三が顔を出したりまじかな。
しまりがあって、よーく叩くドラムスのキラキラとした立派なドラムセットは今回JAZZ祭で一番です。
最後は尾崎紀世彦の“また会う日まで”、テナーがストレートに来ました。最後にはマイケル・ブレッカーみたいになってとてもたのしい。
ギターの完全ロックショーあり、と楽しい舞台ですが朝一、観客の年齢などで今一盛り上がらない。みんな立って踊ってもいいくらいいい演奏なのに残念です。
2 マイク・デル・フェロー・トリオ
スカンジナビアン・コネクションで日本公演を続けてきた最後の演奏です。
このピアノストイタリア歌劇を演奏したアルバムと若いときのアルバム「Evning Train」を持っていますが、とても技量のあり、静と動の巾の広いピアニストだったと覚えています。
開演前にロビーのスタバ前にいたら本人一人がコーヒーを買いに来ました。ちょっと離れていたので、拍手を送っておきました。
1曲目“In Your Own Sweet Away”をしずかに静かにはじめました。3曲目は評判の“ベサメムーチョ”淡くとてもサラッとした感触のもっとキスしてでした。
4曲目はこれはビックリの超ゆったりした“チェロキー”でそのゆったり感、少し寝てしまいました。
5曲目はモリコーネの曲で“ワンス・アポン・ナ・タイム・イン・ザ・ウエスト”この曲も人気あるみたいで最近聴いたばかりでした。(まるで違う演奏ですが)
最後は“オーラ・マンバ”で乗った演奏、ベースの森さんのソロでは、カメさんの歌のメロディみたいに聴こえたのは耳の錯覚だったのでしょうか。
さすがに巾の広いピアニストでした。
このドラマーがイケメンでオクサン大喜び、ベーシスト人選して、ハクエイとトリオ組ませたらJAZZ界の羞・恥・心ぐらい行くのでないかなどとばかなことを。
ロビーに出るとブラジルで録音された新しいアルバムがあったので思わずかってしまいました。
ホテルを通り抜けて、ホテル前からタクシーで関内ホールに(足が悪いのでそうするととてもサービスが良い)移って今回のプロムナードの最後です。
3 Hugo Fattoruso & Tomohiro Yahiro
さて残念ながらというか、喜んで(息子1が食事に来るので)JAZZプロムナード最後のプログラムは、ピアノとアコーデオンのウーゴ・ファトルートという人と日本人パーカッカョニストヤヒロトモヒロのデュオです。
横浜JAZZプロムナードでは、JAZZ以外ワールドとジャンル分けされるものが毎回あり楽しめます。
ヤヒロトモヒロは2007年にGAIA CUATROで会っていました。
最初にヤヒロがアナウスした後は切れ目なしに彼等の新たらしいアルバムを中心に曲が演奏されました。ピアノで始まりましたがタッチがすばらしい、2曲目ジョビンの“デサフィナード”もブラジルの人、アレンジも変わっていてちょっとりがったデサフィナードが楽しめました。
ラテンリズムが続いてラテン急行に乗っているかんじ、ウーゴのvocalは音程がしっかりしていて、フォークのちょっと入ったサイモンとガーファンクルをちょっと思い出しました。
ただ切れ目なしで1時間超えはちょっと辛い、ちょっと飽きをかんじ来たところ終了しました。この手が好きな人はたまらない演奏だったと思います、わたしは結構楽しみました。
西山瞳と秀・景・満をあきらめて帰りましたが、来年はまた元気に歩き回れるようにして一年を楽しく待つことにします。
スタッフ、ボランティアの方、今年もありがとうございました。