足をけがしても、生活環境は維持したいという気が強くて、階段のある中古屋さんにも松葉杖をついて行ってしまいました。
松葉杖はどうやらつかないで良くなりましたので、このような無理な行動もこの前の1回限りになりました。
そのときは、これからは来る機会が減るかもしれないと結構多く仕入れました。恰好当たりが多く、これは新作の一枚です。
2007年録音でスペイン人のベーシストがリーダーで、サックスとピアノがスペイン人、そこにAL FOSTER(ds)とEDDIE HENDERSON(tp)が参加するライブ演奏です。
1曲目主流をしっかり演奏する雰囲気で、はっきりしたベースパターンの上にMarti SerraのストレートなテナーとEddie Hendersonの安定したペットのフレーズで、ピアノのAlbert Boverのバッキングは言われているようにM・タイナーを感じます。
“FOOTPRINTS”とヘンダーソンの“DREAMS”をのぞいて7曲はすべてベーシストの曲、このような事は一概にいえませんが、イタリアがハードバッをモダンにカッコよくプレーするスタイルで人気を博しているとすると、こちらスペインは主流モダンをしっかりと目指しているような、この感じ続くとスペインもおもしろくなると思います。
2曲目そんな感じのAlbert Bover のピアノソロ、この人も伸びますね。
このアルバム、Jazz en ESPANAというシリーズの一枚です。
3曲目はショーターの“FOOTPRINTS”これをヘンダーソンとセラの2管で吹くのは、昔の感じでとても素直に彼らの演奏に対峙できます。
4曲目の曲名が“THE WAY OF WAYNE”と前の曲を引き取った感じの曲で、セラのソプラノにキシッとしたフォスターのシンバルが気持ちよくさせてくれる演奏です。
5曲目、ヘンダーソンのミュートと落ち着いたピアノの掛け合いはゆったりしたJAZZの良い時を思いださせます。
6曲目はヘンダーソンの曲ですが、ヘンダーソンもこのグループのしっくりきていますし、アル・フォスターなどは、沢山の新人と演奏しているP・アースキンのおもむきです。
ベースの目立ったプレーは有りませんが、7曲目などしっかりしたウォーキングを取っていて、かなめとなっていることは確かです。
とてもJAZZらしいというか、ストレートなライブの録音は、派手では有りませんが、とても良さが身にしみる演奏です。
Johnny Forever / MIGUEL A.CHASTANG
Miguel Angel Chastang(b)
Al Foster (drums)
Eddie Henderson (trumpet)
Albert Bover (piano)
Marti Serra(saxes)
1. JEAN LUC'S MOOD
2. JOHNNY FOREVER
3. FOOTPRINTS
4. THE WAY OF WAYNE
5. ONE FOR AL
6. DREAMS
7. SIERRA CABRERA
8. FUNKING AROUND YOU ALL
9. FOUR GENERATIONS