
フランスのピアニストがなかなか良いと思ったので聞いたことのない人をもう一人聞いてみました。
こちらの人は見たことのあるジャケのアルバムがいくつかあるベテランの域の人のようです。
聞いたことがなかったのが不思議な感じです。
アイラ・コールマンとクラレンス・ペンのベテランリズム陣、一曲だけ昨日のベーシストJerome Regardが参加しています。
1曲目、不定形な音並びで初めて、リズムが入ってくると個性的なメロディラインを作るのだけれどこの曲が“Prelude to a Kiss ”随分凝ったアレンジで、最後にやっとわかるというかジャケットみてわかった。
2曲目“Over the Clouds”というタイトルの曲だけれど、ハクエい・キムには“ホーム・ビヨンド・ザ・クラウド”っていうのがある。なんか最初の和音が似ていると感じるのは勝手な思い込みです。
3曲目、Christophe Craveroのピアノ・トリオで良いベースを弾いていたJerome Regardが参加、コールマンがエレベを弾くからリズム強化だろうけれど、ほとんど解らない。
4曲目、モンクのような和音を使っているし、エリントンの曲をえらんだり、オーソドックスな音進行をさせるところもあるようです。
6曲目のブルースはやはりエリントンを研究したのではないかと思う演奏です。
昨日が曲によっていろんな色付けをするピアニストだったけれど、今日はしっかり自分の色を持ったピアノという感じです。
over the clouds / Laurent de Wilde
Laurent de Wilde (piano, compositions)
Ira Coleman (bass,electric bass)
Clarence Penn (drums,perc)
Jerome Regard(b on 3)
Laurent Robin(ds on 3)
1. Prelude to a Kiss
2. Over the Clouds
3. Fe Fe Naa Efe
4. Le bon mdicament
5. Edward K
6. Some Kinda Blues
7. Irafrica
8. New Nuclear Killer
9. Over the Clouds