
図書館の順番が回ってくるけれど、厚すぎたり、2冊一緒だったりで貸出期間内では読み切れないことが続いてしまったけれど、この本は半年まったのだし絶対読み切りたい。
音楽業界がそれもカントリー・ポップの世界が舞台だから、結構しっくりきて、最初からすんなり世界に入ることができた。
ディーヴァーの作品の場合、犯人捜しがストーリーになって、ここは右に行くかというところを左にハンドルがきられたりと、いつも楽しく読み切れた。
キャサリン・ダンスを主人公にした1作目より、こちらの方が素直に物語に入り込めました。
本の中から抜き書きを選ぶのだけれど、そんなことを気にでできない読み方になってしまいますが、そこを一寸意識して選びました。
透明なヘビは、いつ、どこからこちらをうかがっているかわからない。いまこの瞬間も、家を包囲する数千の影のどれかにひそんでいるかもしれなかった。
メンバー同士の相性も重視した。相性は大事だ-それは絶対に譲れない条件だと言える。これほど“職場”の人間関係の濃い職業はそうないだろう。全員の呼吸がぴたりと合っていなければ、世界一素晴らしい歌をつくろうと、世界一才能あふれたシンガーに恵まれようと、それらを活かすことはできない。