ラルフタウナーが結構好きですが、中古屋さんで見ていたら良さそうなジャケずらのアルバムがありました。ドラムレスのベースとギターにハーモニカのトリオ演奏というちょっと戸惑うところですが、ベースの名前も見て大丈夫かなと思いました。中年音楽狂さんがご推薦ということだったので間違いあいません。
1曲目のタウナーの12弦の響きがとても良い感じです。
2曲目はハーモニカの演奏が主ですが、この人とてもトーツ・シールスマンに近い演奏です。ハーモニカも嫌いではありませんから最近イタリアのLuigi Ferraraというこれもシールスマンを敬愛するというアルバムを仕入れましたが、残念ながらちょっと記事をかく気になりません。
こちらのOurioという人、とても技量があり余裕ありで良い演奏です。最近もAndre CeccarelliとかManuel RochemanとかPilcという人たちを使って新しいアルバムをだしたのでかなり人気なのでしょう。
シールスマンの良いところを受け継いでいると思います。
5曲目タウナーらしい12弦の出だしから“Goodbye Pork Pie Hat ”は「Matchbook」でも演奏されていましたが、こちらもハーモニカがテーマを吹きますがそこにつけるタウナーの12弦の節回しはこれぞタウナーという感じでこれが一番の魅力です。
7曲目ではバイラークの“ELK”美しいナイロン弦とベースの弦が絡み合う演奏でうす。
9曲目“Evrbody's Song But My Own”っはちょっと地味な感じですが、ベース、ギター。ハーモニカの3者がとても均整のとれた位置関係でとても安定感のある演奏です。
ラルフタウナーという人はなぜかJAZZマンというスタンスには感じられず、それでいながらか良いアルバムがあるという変わった感じのミュージシャンです。
とてもギターの好きな人が、近くでいつも弾いているような友達みたいに思えるミュージシャンです。
SIROKO / Olivier Ker Ourio
Olivier Ker Ourio harmonica
Ralph Towner nylon&12string guitars
Heiri Kaenzig bass
1 Blydancing
2 Tramonto
3 Siroko
4 Sea shell
5 Goodbye Pork Pie Hat
6 Fun Key
7 ELM
8 Payanke
9 Evrbody's Song But My Own
10Sracuse
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