トリオ3人の名前を冠したアルバムですが、全曲作曲し、プロデューサーも兼ねる
Nils Vindingが主体で、そのリーダーだけを知らないアルバムです。
1968年コペンハーゲン生まれのドラマーはアレックス・リールやP・アースキンに師事した人で、ピアノを弾いているThomas Clausenなどと演奏してきているようです。ただしアルバムはありません。
Thomas Clausenの静かな澄んだ空気の中にいるような雰囲気でアルバムは始まります。
ところがどうも聴き進むうちにしっくり来ません。
曲を聴いていていいと思ったのですが、記事にしようとするとすると違和感があってまとまりません。
聴いている音楽と参考にしたデータが一致しないのです。
悩んでいるとどうも曲順の表示がおかしい。
ネット上にある販売場所“HMV”や“CATFISH RECORDS”“VENTO AZUL”は曲順は下記のように表示しています。
1 Senga
2 Swinck
3 Trembling
4 Anakron
5 Ballade
6 Breathspoken
7 The Valley
8 Take
9 Rumbled
それをベースに記事を書き始めたのですがどうも辻褄が合いません。2曲目3曲目ぐらいがおかしな感じなのです。
ちなみにジャケ裏の表示は曲順の表示が無いこのようなものです。
ネット表示の曲順に従って聴くときちんと曲が頭に入りません。
おかしいので検索を続けるとdiskunionの曲順表示は別のものになっていていました。
1 SENGA
2 THE VALLEY
3 ANAKRON
4 SWINCK
5 BALLADE
6 TAKE
7 TREMBLING
8 BREATHSPOKEN
9 RUMBLED
ところがこれも曲の長さで間違っていまだおかしい。3曲目で表示されているANAKRONが12分近い曲で2曲目ですが、間違えるのはCDレコーダーにデジタル表示される2曲目が、6分過ぎると3曲目の表示に変わるります。曲調はその後も同じで、表示だけが変わってしまう様に思います。そして次の曲に移っても表示はそのまま、3曲目が終わるまで同じ表示で続きます。ここら辺が混乱の原因です。
ですから私の考える曲順はこのようになり一番マッチしているように思うのです。
1 SENGA
2 ANAKRON
3 THE VALLEY
4 WINCK
5 BALLADE
6 TAKE
7 TREMBLING
8 BREATHSPOKEN
9 RUMBLED
ネット上の曲順紹介の間違いと、実際のCDデジタル信号が間違っているように私は思うのですが、勘違いでしょうか。
ただ自分なりの順番で聴くとやっとこのアルバムがしくっり感じるようになりました。
2曲目は12分を超える、高い弦の音が効果としてなっていて、太古の空気の中にいるような、静かでゆっくりした変化をみているような曲です。
3曲目は現代に戻り、ベースの音も深いしピアノの音がとても明晰です。
ベースを弾いているのはArild Andersenで、最近はとてもオーソドックスに感じて好きになっている人ですが、4曲目ではうなり声を上げながらの力強いソロです。
とてもピアノとベースが効いているのですが、作曲者が同一なので、どうしても曲調が似てきてしまう、そうなると演奏も、特にドラムスがおなじように聞こえてしまいます。4曲目後ぐらいからその前の混乱が影響して曲の独自性が解らなくなっていす。
それで感じていたのがドラムスがシンバルを多用しその残響が続いてリズムが少し軽く、バスドラのドンという強い響きが欲しい感じです。
そう思っていると8曲目タイトル曲“BREATHSPOKEN”ではグルービーなピアノとベースにリズムがはっきりしていてとても感じです。
9曲目ピアノとベースが美しい、良い曲だと思っていたら二人のデュオでした。
ということで、最初に混乱して書いた記事に追記しながらかきました。
ピアノとベースはすばらしいのですが、しっくりしないところはが残りました。
ストップウォッチ片手に聴いてくれる人がいるといいのですが。
もしかしたら、どうでも良い話なので、結論としてThomas ClausenとArild Amdersenがとても良かったということにしてください。
Breathspoken /
Nils Vinding (ds)
Thomas Clausen (p)
Arild Andersen (b)
1 SENGA
2 ANAKRON
3 THE VALLEY
4 WINCK
5 BALLADE
6 TAKE
7 TREMBLING
8 BREATHSPOKEN
9 RUMBLED