JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

出会った喜び Guitar in the Space Age! / BILL FRISELL

2014-10-16 22:04:03 | 聞いてますCDおすすめ


ビル・フリゼールの新しいアルバムの1曲目は“ Pipeline ”で、それだけで躊躇なくこのアルバSUPE-SU
EIGIを買うことを決めてしまいました。
スペース・エイジと呼ばれる時代に活躍したギター・プレーヤーへのオマージュになっているアルバムです。
ジョン・レノンの楽曲を集めたアルバム「オール・ウィ・アー・セイイング」は私にとって聴く機会の非常に多いアルバムなので、意図的にはにているこれもとても楽しい。
ただスペース・エイジより若干おくれて、ビルフリより若干若いので知らない曲がおおいけれどいくつかは耳に残っている。
そして解説でつたえられているように、ビルフリは毎日ラジオにかじりついたり、友達のレコードをききにいったりと、それは似たようなことを日本でやっていた様に思う。
日本とアメリカの違いもあるしヒット内様も違うけれど、音楽の楽しみを見つけた喜びは良く理解できる。

だからこのアルバムを1曲1曲考えるというか感じるというよりか、でなくこのアルバムがなにをしているかが解ります。

潜在の内側まで入り込んでいるような音楽との出会いの喜び、それが表現されているのです。



Guitar in the Space Age! / BILL FRISELL

Bill Frisell, guitar
Greg Leisz, mandolin/pedal steel guitars
Tony Scherr, bass
Kenny Wollesen, drums

1. Pipeline (Brian Carman / Bob Spickard)
2. Turn, Turn, Turn (Pete Seeger)
3. Messin‘ with the Kid (Mel London)
4. Surfer Girl (BrianWilson)
5. Rumble(Milt Grant / Link Wray)
6. The Shortest Day (Bill Frisell)
7. Rebel Rouser (Duane Eddy / L Hazlewood)
8. Baja (LeeHazlewood)
9. Cannonball Rag (Merle Travis)
10. Tired of Waiting for You (Ray Davies)
11. Reflections from the Moon (Speedy West)
12. Bryant‘s Boogie (Jimmy Bryant)
13. Lift Off (Bill Frisell)
14. Telstar (Joe Meek)
15. Constellation (Bill Frisell)
16. Big Bang (Bill Frisell)
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最重要容疑者  リー・チャイルド 著 小林宏明 訳

2014-10-15 21:42:05 | 


ジャック・リーチャーを主人公にしたシリーズもので翻訳されている2005年の作品「アウトロー」の後の作品7品ととおりこした2012年の作品。
翻訳の前作はシカゴに行く時にもっていって、下巻を飛行機にわすれてしまい、読まずじまい、ところがその飛行機でトム・クルーズ主演の同作品が上映されていてだから話はわかっているという何とも中途はんぱに幕切れしているシリーズです。
しかし翻訳されているのはすべて読んでいると思うので必ず読む人の一人だと思う。
デヴュー作「キリング・フロアー」が強烈だったけれど、そのスーパー主人公も50を超えたようで思慮深さがました感じです。

お話はヒッチハイクのリーチャーを乗せた車の3人は・・・ということで巻き込まれいく話は80にわけた章というよりかプロットが小気味よく続き、これがリズムになってとても良い。話も前作よりかすっきりして面白いと思う。
郡保安官にFBI特別捜査官、FBIテロ対策課捜査官、国務省職員などがリーチャーに絡まってこれはとまらない。

で抜き書きだけれど

鑑識の職員が、マツダの車内で長いことフラシュをたいてクローズアップ写真をとっていた。曇った窓ガラスがときどき閃光に輝き、まるで遠くで光る稲妻、あるいは丘の向こう側で光る砲火をみているようだった。

うまい。もう一つうまいところ。

事実は過酷だ。なあ、お嬢ちゃん、きみのママが車で焼け死んじゃったよ。そんなことはかんたんに言えない。子供がそんな事実に向き合うのは容易でない。ある夜なんの心配もしないで気持ちよくベットに入ったのに、翌朝目がさめると全くべつの人生が待っている。
 事実だけね。たしかなことがわかるまで、それ以上なにもいわないで。

かなり重要。

上下2冊のカバーは流行りのつづき写真でこうやって並べると雰囲気も伝わります。



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後片付け

2014-10-14 11:44:00 | その他
母がなくなって後片付けもあるから半日お休みをもらって兄弟に会う。この街にもあまり来ることもなくなるだろうと夜は結構きにいっているところで食事をしていくことにした。
のこっているもので、父が都からもらった銀はいがあるあけれど、これはもう飾らない。いらないということでもらって食事場所にいくと、何と目の前がそうゆうものを買い取るところ。
一寸行ってくると4,000円切るくらい。
予約したイタリアンは6時からで、まだ20分ぐらいあるから、目についたこんなところでビールを一杯。銀杯の資金は半分までいかない。



それでこんなお店にはいって、まずは白のグラスワイン、ここまでまかなえました。



このイタリアン、海があるから新鮮な魚介をつかうところがみそ。



でもまず自家製テリーヌ、ここで赤のボトルを注文



これが本命 お刺身サラダ  今日はカマス 白のグラスも残してありました。



うにのジュレがないのでこちらに変更 九十九里 天然活きはまぐり天火焼き 青ゆずの香り

ところが小さな子供づれのグループがきていて、これが子供のコントロールができないバカ親
程度はひどくなかったものの、それでもファミレスに行ったわけでもないのでこれはいかん。



大好きな活さざえの炒めごはんをいただいてそうそうに帰ってきました。こえ今度家で作ることにしました。
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横濱ジャズ・プロウナード2014 10/11

2014-10-13 10:11:23 | サポート中、ライブ
いつもはどちらか1日しか行けない横濱ジャズプロムナードに今年は3連休で両日いけるのだけれど年だから1日だけにしました。
行ったのは初日



良く前日にいろいろ計画を練ってまずはランドマーク・ホールにもしかすると居続けるので良い席をというので早く行ったら2番目、並んでもいないので本屋さんにいったりして、30分ぐらいならんで一番に入場、一段高くなった3列目センターに座りました。



最初はちょっと気になっていた堀秀彰と浜崎航の双頭バンドENCOUNTERからだけれど入れ替えではなさそうでまずは計画とおりここで一日をすごす予定、離籍して食事等にはいかないようにろのことだけれどそれはそれなりに行けそうです。



堀秀彰はちょっとピアノは軽めでエレガント・タイプかなフルート聴くの久しぶりだけれど浜崎さんの“オスロ”がきれい音色でよかった。



でお昼は近くのカレー屋(たぶん)でカレーを頂きました。



二つ目は徳田雄一郎というアルトとオランダから招いたヨリス・ポスティムというダブル・アルトのグループ、ドラムスの大村亘君だけ知っていた。
ちょっとスピリチュアル系の徳田さんのアルトとそれより若干フュージョンっぽいヨリスの2アルト、それよりヨリスがソプラノをふくほうがよかった。大村君うまい、うまくあおります。

3っつ目はカルタさんのバンドVERTICAL ENGINEでアルトは太田くん、今回は移動なしだからサウンド・チェックもみれてそれが実に楽しい。太田君がイパネマの娘なんかふいていて、本番じゃやらないだろうからこれが楽しい。
たとえば前の組ではオランダのヨリスの曲曲の入りを入念にやったり、カルタさんたちはそれぞれの楽器の聞こえ方をかなりチェックしていました。
チェック終わりですっていうと拍手がわいたり、それに対してカルタさんが「また会いましょう」なんてとてもいい雰囲気になりました。
太田君とカルタさん以外しらないグループだけれどエレべとエレキで前二つとはがらりと変わってのろのろサウンド、カルタさんのドラムスは聞いていて本当に楽しい。
太田君のソプラノが一段とうまくなっているように感じます。
5分ほど押して終了は、カルタさん、ドラムスをセットする必要がないので、セットがかんたんでそれをよんだなとこれはそうぞうです。

4っつ目がハクエイ・キムとトライソニーク、この前の渋谷をキャンセルしているから聞くのも久しぶりです。クラヴィコードも並んで、実際に生で聴くのは初めてです。



杉本さんのエレべもエンドピンのついたチェロぐらいのタテ型で初めてみます。
ネオヴィコードのサウンドチェックも実におもしろい、ネオビの上には赤い弁当箱、いままでと置く位置が変わって、だんだんジョー・ザヴィヌルみたいになってきた。
杉本さんの足元もずいぶん整備されて、これからもサウンドが進化する可能性を感じさせます。



1つ目の浜崎さんがネオヴィコードを教えてもらいにきたり、横浜、ミュージシャンの交流もみれるのです。




ここであらためて書くけれど、ハクエイ・キムと出会ったのもこの横濱ジャズ、帰国早々の2005年、サイドマンで弾いていて、そのエッジにおどろいた。そのすぐ後にキースのコンサートにいるのに声をかけたのが話すようになった始まりです。2009年の横濱では公演の合間にお茶して、このトライソニークの構想をきいたのでした。
ということでトライソニークも5年目になるのですね。

一曲目は新曲“ジャッキー・オン・ザ・ラン”なんかデヴュー盤の“SUB ZERO DESTNATION”を思い出すのは私だけでしょうか、生ピアノのキラキラ感はかわりません。
続いて“クワラルンプール”と“トライソニーク”4曲目は美しいバラッドに変身した“DELAYED RESOLUTION”
最後は新曲だけれど名前はわすれた。

出口でアルバムをうっていて本人サインもしていたけれど、古いからかわないけれど握手してくれるかと聞いてみた。「この前名古屋にいったときに・・・・・」なんて話をして次のトライソニークは11月2日ピットインですなんてきいいたけれどそういえばB&Sの行くからそっちであうことにしよう。

カレー屋さんだと思ったお店がスペイン料理で、そこで軽くいあだいて最後です。

で最後は中村誠一&吉岡秀晃のボノボバンド、1曲目クレージーリズムはクレージキャッツのテーマ曲。ちょっとコミックバンドを思わせるのは吉岡さんのアクション。バックで弾いているときは、いたずらしている子供みたい。それがソロとなると流麗にひくからすごい。
2曲目は“アイ・ラブ・パリス”吉岡さんの繊細なプレー3曲目が“ジャスト・ジゴロ”4ビートをしっかりひているベースの遠藤 定君って若いけれどしっかりしています。

今回は最後だからアンコールもやって、1日だけど2日分ぐらい充実した横濱でした。




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横濱ジャズプロムナード2014 傾向と対策

2014-10-10 17:31:04 | サポート中、ライブ


横濱ジャズプロムナードは仕事だったり、旅行だったりでずいぶん行っていない。しらべてみたらって自分のブロクをみてみたらなんと、2009年が最後、そして当時は毎年行っていたから傾向と対策なんてたてていっていた。「横濱ジャズプロムナード2009 傾向と対策

今年は両日行くことができるけれど、オクサンもつかれてしまうから1日選んでいくことにした。それで初日を選んで、今年は一寸変わった見方をしようときめて古い傾向と対策を読み返したら、なんと入れ替え制の会場になっていたのを忘れていました。ここのところはどうなっているのでしょうね。

出だしをどこにしようかと考えると、Joe Lockeが一番そそられるから本来そちらだけれど、同じ場所にいつづけてみる方がずっと良い席ですわれるからと、同じ会場をえらんでいたのだけれど、これは再考しなければということになる。

ハクエイ・キムのトライソニークは先日の渋谷を残念ながらキャンセルしているから、これを中心にしてランドマークに居続けようとしたのだけれど、ダメでしょうか。
代替案をいくつか練って、今年は臨機応変行かないと、なんだか億劫になってきました。

とりあえずトライソニークをきちんと見ることを中心に組み立てて、いつづけの可能性を探るためにランドマーク、スタート、その後はこれまでの傾向と対策でも書いているけれど、一つは捨てる覚悟ということでカルタさんは場合によっては一寸削られるか。
一寸一杯いただきたいし、横浜レンガ倉庫に行って、ビールを一杯飲んでるひまはなさそうだ。
ハクエイ・キムが終わってから太田さんに移っても、これも経験からはいれないだろうしな。

ということで本来ならば、ライブ・レポートを書くところだけれど、対策案を書いてしまった。というのもこれをアップしたらよいアドバイスがあるかもしれない。
4年もはなれて浦島monakaとなってしまった私にどうぞ良いアドバイスをお願いします。
ということでもう少し考えることにしました。
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三つの三つ Three Times Three / Antonio Sanchez

2014-10-09 22:22:56 | 聞いてますCDおすすめ


だいぶ元気になってきたからそろそろ買っておいたこれはと思うアルバムにいっても良いだろう。
だいぶ前に買って一度聞いて置いておいたもの。超が付くくらい人気のアントニオ・サンチェスだけれど、何とリーダー作を持っていなかった。タイミングというのがうまく合わなかったのだろうけれど、実はこの一枚を手にいれたら、この一枚でこれまでの不付き合いが良いような気になっています。
メルドーとジョンスコとロバーノをフロントに据えて3っつのトリオの3曲づつです。

メルドーの1曲目、マイルスのナルディスのテーマがノスタルジックな雰囲気を醸して、そこにコンテンポラリーなインプロヴィゼーションが織り成されて、なんとも切れの良い1曲目になっています。
2曲目、出だしから煽るドラムスが凄い。サンチェスの書いた曲を自分で煽る、するとメルドーがそれ以上の融合を見せていく様な、今年の記録すべき1曲だろうと思う。
3曲目、重圧なハーモニーではじめて、ブラシで抑えに抑えている1曲。3つの曲がそれぞれちがってこれは確かに3つです。
マクブライトの重たいベースでまずガツンときて、フッと入ってくるジョンスコ、その後意外としっかりしたラインを作っていて、ディスクも変えているからまるで違ったアルバムを聴いているようです。
次がブルース・ロックのような曲、これが楽しめる。ここでマクブライトの凄いベース・ソロ。
ピアノ、ギター、テナーとメロディ楽器が変わってもドラムスはあまり変わらないとおもうけれど、相方のベースによって雰囲気がずいぶん変わるなとは次のジョン・パティトゥッチを聴いても思います。
そしてロバーノの3曲もまたそれぞれの違って曲調で全くこのアルバムタイトル通りの仕上がりになっているのに驚いた。

Three Times Three / Antonio Sanchez

CD 1

Brad Mehldau(p)
Matt Brewer(b)
Antonio Sanchez(ds)

1. Nar-this (Nardis - Miles Davis)
2. Constellations (A. Sanchez)
3. Big Dream (A. Sanchez)
Recorded in New York on 27 October 2013 at Sear Sound Studio

CD 2

John Scofield (g)
Christian McBride (b)
Antonio Sanchez (ds)

1. Fall (Wayne Shorter)
2. Nooks And Crannies (A. Sanchez)
3. Rooney And Vinski (A. Sanchez)
Recorded in New York on 4 December 2013 at MSR Studio

Joe Lovano (ts)
John Patitucci (b)
Antonio Sanchez (ds)

4. Leviathan (A. Sanchez)
5. Firenze (A. Sanchez)
6. I Mean You (Thelonious Monk)
Recorded in New York on 16 December 2013 at MSR Studio
コメント (5)
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誰を思い出す NOUVELLE VARUE / STEPHANE KERECKI

2014-10-08 22:24:30 | 聞いてますCDいいと思う


日本で最初のファンだと自負している(デヴュー作がパリででた1週間後にアルバムを手にいれている)エミール・パリシャンの新しいアルバムがACTから近々でるけれど、それを拾いにいったら、こんなアルバムがあったのでこちらももちろん拾ってきました。今年のろくおんだからまだ新譜としてみて良いでしょう。
リーダーのベーシストStéphane Kereckiはこのアルバムでもピアノを弾いているJohn Taylorとのデュオアルバム「PATIENCE」でおぼえているけれど、そこにソプラノ・サックスのテクニシャンパリシャンが加わって、なんとフランスの映画の潮流だったヌーヴェルヴァーグの作品の音楽集を作っている。
の映画音楽といえばゴダールだけの作品をあつめたSTEPHANE OLIVAの「VAGUEMENT GODARD」があったけれど、これも同じながれなのでしょう。
1950年代末から60年代中盤まで、フランスの若い監督達による、ロケ撮影中心、同時録音、即興演出などの手法的な共通性のある一連作品の流れは、1970年にパリで生まれたStéphane Kereckiにとって、それはフランスの誇りであり、遅れて来た世代にとって振り返りがしたくなるのでしょうか。



1「ピアニストを撃て」 フランソワ・トリュフォー 1960
2「軽蔑」 ジャン・リュック・ゴダール 1963
3「気狂ピエロ」 ジャン・リュック・ゴダール 1965
4「ロシュフォールの恋人たち」 ジャック・ドミュ 1967
5「大人はわかってくれない」 フランソワ・トリフォー 1959
6「死刑台のエレベーター」 ルイ・マル 1958
7「アルファヴィル」 ジャン・リュック・ゴダール 1965
8「気狂ピエロ」 ジャン・リュック・ゴダール 1965
9「黒衣の花嫁」 フランソワ・トリュフォー 1968
10「ローラ」 ジャック・ドミュ 1961
11「勝手にしやがれ」 ジャン・リュック・ゴダール 1960

11曲10作品についてちょうどヌーヴェルヴァーグの最後頃に自分でたくさん映画を見るようになった、なんとか追いついている世代にとっては一寸こころくすぐられるアルバムになるのです。
作品は3つぐらい見ていないようにおもいます。そして音楽は死刑台のエレベーター以外はまるでわすれている。見ていない「ローラ」のメロディをしっているのはヴェートーベンの交響曲7番からの曲だったからでした。いやロシュフォールもミッシェル・ルグランで覚えていた。

1曲目「ピアニストを撃て」だからピアニストは参加していない。パリシャンが哀愁あるいつもの音色でストレートに吹いています。
3曲目ここでパリシャンがアドリブをいれて、やっぱりパリシャンはアドリブを吹いてくれなくちゃという感じです。
ヌーヴェルヴァーグは結構小難しい映画が多くて、音楽もあわせて思索的なところが強いけれど、6曲目「死刑台のエレベーター」はサスペンスだから、ハードな演奏になってカッコイイ。
カルテットに女性ヴォーカルがげすとで、4曲目と8曲目で歌っているけれど、ロシュフォールの原盤はだれがうたっていたんだっけ。
9曲目の「黒衣の花嫁」で何時も抑え気味なリーダーのステファンがハードなベース・ソロをとってこれは良い。

基本ヌーヴェルヴァーグへのオマージュがテーマなので、ハードなインプロはすくなめで、パリシャン好きには一寸さびしいけれど、この人うまいからいろいろ声がかかるのだろう。自身のアルバムがすぐでるからそちらで満足するとして、こちらはやはりフランス、ヌーヴェルヴァーグを思い出すことが一番みたいです。

ところで思い出すと言って、ブルジット・バルドーかジャンヌ・モローかアンナ・カリーナかそれともカトリーヌ・ドヌーブか、私としてはやっぱりアンナ・カリーナかな。

最後に呟きみたいになっちゃうけれど最近見た「クロワッサンで朝食を」のジャンヌ・モローは良かったですよ。

NOUVELLE VARUE / STEPHANE KERECKI

Stéphane Kerecki, contrebasse
Jeanne Added, chant
Emile Parisien, saxophones
John Taylor, piano
Fabrice Moreau, batterie

01 Tirez sur le pianiste
02 Le mépris
03 Pierrot le fou
04 Les demoiselles de...
05 Les quatre cents coups
06 Ascenseur pour l'échafaud
07 Alphaville
08 Pierrot le fou
09 La mariée était en noir
10 Lola
11 A bout de souffle


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バイオリンは百様 The New Traditional / Adam Baldych Yaron Herman

2014-10-07 22:04:05 | 聞いてますCDいいと思う


オクサンがバイオリンをやっているから迎合するために結構バイオリンのアルバムを買っている。バイオリンの音は弾く人によって百様のように感じる。だから好きとおもったり、この人苦手などと思う人が結構はっきりしてきます。
それでこの1986年ポーランド生まれのアダム・バウディフという人はほかのアルバムできいて苦手のほうに入っていたと思う。
でもバイオリンだし、ACTのDuoだし、なんたってピアノがヤーロンだから買いました。

1曲目トラディショナルな旋律で始まって、ヤーロンピアノ、実は買った当初は一寸バイオリンの音が鼻に突いた。挨拶をバウディフが書いているところをみると、バウディフの構想のアルバムにあうヤーロンがACTピアニストから選ばれたという感じです。
2曲目、こおnバイオリニストの経歴にくわしくありませんが、クラシックとは違う発声する人のように感じます。
だから慣れるまで時間がかかるけれどなれてくるとこれがよくなってきます。
3曲目これも古い言い伝えをたどるような節回しですが、コメダの曲、アルバムタイトル「The New Traditional」なのに気が付いた。これが一貫したテーマで4曲目もポーランドの古い村から流れるような感じです。
5曲目、デヴュー作で共演しているラース・ダニエルソンが書いたんじゃないかとおもわせる曲調です。
7曲目、トマス・タリスの代表作「エレミアの哀歌」美しくて秀逸です。
ぜん9曲のクレジットだけれど10曲目、どのように弾いているのかわからないけれど、ショパンのプレリュードホ短調がむせぶように、これもポーランドのトラディショナルと言っているのかも、昔からづっと弾き続けているのでしょうね。

ということで髪型は一寸だけれど、苦手ではなくなりました。

ここで気になって調べたのだけれど三省堂の辞林21にも旺文社の辞書にも「百様」という言葉が載っていません。大辞林3版には「さまざまのありさま。百態。」とあるようなので大丈夫のようです。

The New Traditional / Adam Baldych Yaron Herman

Adam Bałdych / violin
Yaron Herman / piano

1 RiverendingsStart
2 LegendaStart
3 Sleep Safe And WarmStart
4 Letter For EStart
5 JuneStart
6 Quo VadisStart
7 Lamentation Of JeremiahStart
8RelativitiesStart
9Canticles Of Ecstasy
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だんだんの過程 in qualche parte del mondo / ITALSTANDARDS JAZZ TRIO

2014-10-06 22:05:34 | 聞いてますCDいいと思う


なかなか調子がもどらないけれど、書いていれば調子もでてくるからと思い、一寸軽めのものからスタートです。
この前アレッサンドロ・ガラティの持っているアルバム全部にサインしてもらってきたけれど、その後に仕入れた一枚。
ITALSTANDARDS JAZZ TRIO名義の2作目で、どうやらこのグループイタリアの有名曲を演奏するグループのようです。
かなり明るい、軽快なトリオという感じは普段のガラティの美曲とは若干おもむきが違っているけれど、聴いていればやはりガラティ持っていたい一枚です。
ベースのオジサンも結構がんばっていて、トリオがプロデュースにあたっているので、きっと気が合う仲間なのでしょう。

聞いたこともあるようなイタリアのポップをベースにしているのでしょう、気がるな楽しさを全面に通した演奏は、ガラティのこれも一面で、あまり多くない販売なようなので、今のうちに入手しておくのも良いかもしれません。


in qualche parte del mondo / ITALSTANDARDS JAZZ TRIO

Alessandro Galati (p)
Ares Tavolazzi (b)
Piero Borri (ds)
2014年作品

1.Ho Il Cuore In Paradiso (Up)
2.In Qualche Parte Del Mondo
3.Concerto D'Autunno
4.Amore Baciami
5.Ma L'Amore No
6.Amarti Con Gli Occhi
7.Maramao Perchè Sei Morto
8.Ho Il Cuore In Paradiso (Ballad)
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なやみ解消  HIT / BAPTIST TROTIGNON

2014-10-04 21:59:30 | 聞いてますCDいいと思う


やっぱりどうも調子がもどってこない。随分前に書いた記事が残っていたのそれをアップ、新しものはしいれています。

ティエリー・ラングのアルバムよりか前にかっていたけれど、なぜかかけなかったし、生での顔合わせものがしてしまった。もしライブにいっていたなら持っていくアルバムもかなりの枚数になっていただろうな。

このアルバムちょっと困っていました。しっくりとこないところがあってトロティニョンなのでなんでかななどと考えていた。
それが今日気が付いて、それを修正したらとてもしっくりきた。
しっくりこなかったのはMoog PianoBar midi systemをつかった4曲、エフェクトにより音がよじれて、調律がちがったような微妙な音と、ピアノだけの演奏が混ざっているからどうも落ち着いて聞けない。
ためしにこの4曲をとばしてきいてみるとこれがぴったり。トロティニョンだから、どんなことをやっても許しますが、好みはあります。
2曲目のラテンタッチのフレーズはカッコイイし、Airは美しい。8曲目の“ Liquid ”なんか流石 とうなずいたわけです。

ということで、不安定を解消したわけで、4曲が悪いわけではありません。それはこのみです。これからこの4曲だけを続けてきいたらこちらもしっくりくるかもしれません。

HIT / BAPTIST TROTIGNON

Baptiste Trotignon (p)
Thomas Bramerie (b)
Jeff Ballard (ds)
2014年作品

1 Choral
2 Abracadabra
3 Paul
4 Spleen
5 Air
6 Busy Brain
7 Happy Rosalie
8 Liquid
9 Solid
10 Desillusion
11 Choral Again

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