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ガンの早期発見が容易になり、治療技術の進歩で人間はいつ死ぬことになるのだろう

2015-06-23 17:39:13 | 健康

 今朝のラジオ放送で、一滴の血液ですい臓がん、胃がん、大腸がんの早期発見が出来るようになるという。3分から10分で結果が分かるらしい。

 ただ、この段階では大きさが1ミリ以下の小さなもので場所の特定が難しいと言う。がんは長期にわたって成長するから、あわてずに手術やその他の治療を始める時期を待てばいいとのこと。

 さらにアメリカで日本人研究者がこの微細なガンの場所を特定する技術も開発した模様で、これが実用化されれば早期発見と早期治療の両立ができる。

 新聞記事では、がん細胞だけを狙い撃ちして治療する微小カプセルを開発し、マウスの実験で効果があったと東大の研究チームが発表したという。この微小カプセルというのは、直径約55ナノ(ナノは10億分の1)で、中にガドリニウムという元素が入っていて、ガドリニウムは、中性子線が当たると放射線を出し、がん細胞を殺す効果があるらしい。

 それにしても、注射器で血管に入れる微小カプセルをどういう風に作ったのか興味があるところだが、秘密なんだろう。そして数年以内に臨床試験を始めたいとのこと。ますますガンの完全治癒に期待できる。

 このナノ・レベルの応用としては、血液の中にカメラと無線信号機つきの微小カプセルをいれて健康診断にも利用できないかと素人ながら考える。現在のような胃カメラを飲んだり採血、採尿も必要がなくなる。ポチッと注射をすれば、自動的に頭のてっぺんから足の指先までの様子が送られてくる。

 早期発見、早期治療でみんなが元気で平均寿命が何歳なるのか見当もつかない。人口が減らないから問題は食料だ。これも技術の進歩で天候に左右されない工場生産になって食料不足はない。「人間はいつ死ぬんだろう」から「いつ死ねるんだろう」に変わってしまうかも知れない。